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今治・常盤町におにぎり専門店「マイン」 地元野菜を使ったサラダも

おにぎりとサラダをメインにした「MINE(マイン)」がまもなくオープンを迎える。

おにぎりとサラダをメインにした「MINE(マイン)」がまもなくオープンを迎える。

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 おにぎり専門店「MINE(マイン)」(今治市常盤町)が9月30日、今治・どんどび交差点にほど近い常盤通り沿いにオープンする。テイクアウト販売がメインだが、12席のイートインスペースも設ける。

MINEの店舗外観

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 開店の経緯について、今治で生まれ育ったという店主の服藤知子さんは「今治は旅行や移住など、いろいろなきっかけでほかの地域から訪れる人が多い街。一方、食事ができる店が少ないという声もよく聞く。外から訪れた人が今治らしいものを食べられる場所があればと思い、店を開くことを考えた」という。おにぎりを選んだ理由については、「地産地消にこだわって、地元の米とのりで作れたらと思った」と話す。店名は「自分の体を気遣ってほしい」という思いを込めて、「私のもの(マイン)」という意味の英語と「米(まい)」をかけ合わせた。

 おにぎりの米は、いずれも今治産のコシヒカリ・ヒノヒカリ・ひめの凛・きぬむすめを月替わりで使う。米のほかにもち麦と玄米を独自のバランスでブレンドした「3種米おにぎり」も用意する。のりは瀬戸内海で取れたもの、塩は地元の「伯方の塩」を使う。

 おにぎりは多数のメニューの中から1日15種類程度を用意する。プレーンな「塩むすび」や「MINEオリジナル3種米」(以上170円)のほか、具材入りの種類も豊富。今治産のヒジキを使った「しそひじき」(280円)や紀州南高梅を使った「はちみつ梅」、鹿児島県枕崎市のおかかを使った「枕崎おかか」、北海道産昆布を使った「昆布」(以上230円)など、地元や日本各地のご当地食材を使ったおにぎりを並べる。「市販のおにぎりよりも満足感を感じてもらえるよう、おにぎりは少し大きめに作っている」と服藤さん。

 店内の冷蔵ケースにはサラダ(3種、各540円 ハーフサイズあり)も並べる。今治産の減農薬野菜やフルーツを使い、「健康意識の高い」客層を意識する。「元々は市外から今治に来た大学生の女の子たちにどんなものが食べたいか聞いたときに『新鮮なサラダが食べたい』という意見を聞いたのがメニュー開発の発端。若者はもちろん、サイクリストや旅行客、近隣のオフィスで働く地域の方など、健康に意識が向いている人に、ぜひ足を運んでほしい」と服藤さん。

 手軽に手に取りやすいよう、おにぎりとハーフサラダに加えて、唐揚げや副菜をセットにした「バランスランチパック」(940円)、「バランスライトランチ」(650円)も用意する。店長を務める服藤さんの長男・泰雅さんは「時間がない時でもさっとテイクアウトできて、誰でも気兼ねなく立ち寄ってもらえる、そんなフラットな店にしたい」と意気込む。

 営業時間は7時30分~15時(売り切れ次第閉店)。土曜定休。

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