25回目となる「玉川ダムサイドフリーマーケット」が11月16日、木工屋(今治市玉川町龍岡上)で開かれる。
木工屋店主の「けーじまん」こと渡辺慶司さんが主催。2012(平成24)年から年2回ペースで開き、コロナ禍でも開催を続けてきた。古道具やハンドメード雑貨の出店のほか、キッチンカーなどの飲食ブースを設ける。
当初は15店舗ほどでスタートした同イベント。回を重ねるごとに反響が大きくなり、来場者は4000人を数える。出店は公募制ではなく、過去の出展者や縁のある人に声をかけ、「早い者順」だという。出店数は現在60店舗まで増加。「敷地面積としてはこれがほぼ限界」と話す。
今回初出店となるのは、今治在住の小物作家「mimiru」、松山市のスープカレーキッチンカー「ココチ」、古着店「gurukun」など。
木工屋は、渡辺さんが空き家だった祖父母の古民家を改修し、2013(平成25)年に開業。オーダーメード家具やリフォームの店として営業するが、開業前に初回開催した同イベント来場者からのオーダー依頼が相次いだのが、店の方向性を決めるきっかけだったと振り返る。現在では松山市や新居浜市でもフリーマーケットを主催するなど、市外へも活動範囲を広げている。
渡辺さんは「数あるイベントの中でも、ありがたいことに毎回、たくさんのお客さまが足を運んでくれる。自分のペースで、これからも続けていきたい」と意気込みを見せる。
開催時間は10時~16時。雨天決行。