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今治の夏の祭典「おんまく」まで1カ月 プロ振付師によるダンス指導も

8月3日・4日に開かれる「おんまく」に向け、プロ振付師の指導を受けるダンスグループ「HAG(ハグ)」のメンバー

8月3日・4日に開かれる「おんまく」に向け、プロ振付師の指導を受けるダンスグループ「HAG(ハグ)」のメンバー

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8月3日・4日に開かれる「おんまく」まで残り1カ月となり、今年も市内各地で本番に向けた準備や練習が本格化している。

プロ振付師から指導を受けたハグのメンバー総勢68人

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 おんまくは1997(平成9)年から続く、今治では毎年恒例の夏祭り。2日間にわたって開かれ、伝統芸能の継獅子や和太鼓の演舞、踊りコンテストなどのイベントのほか、最終日には中四国最大級の「おんまく花火」が開催され、約1万発の花火が夏の夜空を彩る。中でも4時間にわたって広小路を練り歩く「おんまく踊り」は、祭りの盛り上がりを象徴するイベントとして人気が高い。

 今年初めて「おんまく踊り」への参加を決めた「大西おんまく踊り連」も、練習に力を入れている。代表の寒川正樹さんは、「大西地域の住民が集まり、互いに踊りを通して絆を深めるために参加を決めた」と話す。6月中旬から週に一度のペースで練習を始め、20人ほどのメンバーが特訓を重ねている。

 ダンスグループ「HAG(ハグ)」(今治市八町西)は6月下旬、本格的に練習をスタート。初回の練習となった6月26日には、振り付けを担当した講師の堀広希さんを東京から招き、4歳~54歳の総勢68人が直接、指導を受けた。

 堀さんは東京在住で、NHK・Eテレの「おかあさんといっしょ」で振り付けを担当するほか、ダンサーや演出家としても活躍するプロの振付師。一方、「ハグ」代表のりえさんは今治市出身。東京で7年間にわたる芸能活動を経て3年前にUターンし、ダンススタジオを立ち上げた。堀さんとは子ども向け番組での共演をきっかけにコンサートや収録で共演を重ね、親交があったという。「堀さんのパワフルでかっこいいダンスのイメージが、ダンスバリサイにぴったりだったので振り付けを依頼した」と経緯を話す。

 今回、スケジュールの合間を縫って今治を訪れた堀さん。「ダンスバリサイの軽快な音楽に合わせて、普段の『ハグ』とは一味違ったヒップホップ風の振り付けを考えた。動きも激しく、振りもパターンが多いので、ダンスが終わる頃にはクタクタに疲れていると思う。踊る中で、どうみんなが表現できるかを楽しみにしている」と話す。

 りえさんは「パワフル、かつ、みんなを熱くさせる振り付けに注目してほしい。一丸となって踊りたい」と意気込む。

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