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FC今治サポーターの小学生姉妹、J2昇格願い手作りチラシで応援呼びかけ

FC今治を応援しようとサポーターの小学生姉妹が、手作りのチラシを市内のサポートショップや店舗に配布し、市民に応援を呼びかけた。写真は小麦の奴隷にて。

FC今治を応援しようとサポーターの小学生姉妹が、手作りのチラシを市内のサポートショップや店舗に配布し、市民に応援を呼びかけた。写真は小麦の奴隷にて。

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 現在J3リーグで戦うFC今治を応援しようと、サポーターの小学生姉妹がチラシを作り、8月19日、市内のサポートショップなどでチラシを配り、市民に応援を呼びかけた。

維千夏ちゃんが作成した統計グラフ

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 チラシを作ったのは乃万小学校(今治市延喜)4年の宮谷葉月ちゃん。きっかけは夏休みの宿題だった。葉月ちゃんは、家族で応援しているFC今治を宿題のテーマに決め、中でもFC今治を運営する「今治.夢スポーツ」で会長を務める岡田武史さんについて調べ学習を行うことに。岡田さんに直接インタビューする機会を得るなどし、FC今治を立ち上げた思いや、今年4月に開校したFC今治高校の概要などについて質問。それらの内容を一冊の冊子にまとめた。

 葉月ちゃんは「私たち家族が大好きなFC今治。どんな気持ちで立ち上げたのか知りたかった」と話す。調べ学習を通して「元々何もなかったところに、一からFC今治を作ったことを知って驚いた。予想以上にすごいことをしていて、びっくりした」とも。

 葉月ちゃんの妹で同校2年の宮谷維千夏ちゃんは「FC今治がもっと勝つために」と今シーズンのこれまでの戦績を分析。グラフを作成したところ、「先制点を取ったときには勝率が高い」「ホーム戦よりもアウェー戦の方が、勝ち星が多い」ことに気付いたという。

 「もっとサポーターの応援があれば、ホーム戦でも勝てるのでは」と考えた維千夏ちゃん。家族で相談して、絵の得意な葉月ちゃんが応援チラシを作り、2人でチラシ配りをすることを思いついた。

 当日は今治市内のサポートショップや店舗など9カ所を回り、持参した応援チラシの設置を呼びかけた2人。葉月ちゃんは「最初はドキドキしたけど、『すごいね』『いいね』って、お店の人が言ってくれてうれしかった。『お店に置くね』って言ってくれた」と声を弾ませる。維千夏ちゃんは「グラフも見せたら、びっくりしとった。大変やったけど、『すごいね』って言ってもらえて、やって良かった」と続ける。

 8月24日のアウェー戦でアスルクラロ沼津に勝利し、J2自動昇格圏内の2位に再浮上したFC今治。姉妹の応援にも熱が入る。

 「FC今治が大好き。これからも応援に行きたい。絶対に次も勝ってほしい」と維千夏ちゃん。葉月ちゃんは「みんなで力を合わせてFC今治を応援し、J2に昇格できれば、今治がもっと元気になると思う。それだけじゃなくて(他の地域のクラブチームも地元の人たちが盛り上がることで)他のたくさんの街も元気になっていけば」と夢を話す。

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