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今治・喜助の湯「温泉アヒル」が衣替え サイクリングの聖地盛り上げに一役

四国初の自転車ロードレースチーム「ヴェロリアン松山」の公式ユニホームを着用した「温泉アヒル」

四国初の自転車ロードレースチーム「ヴェロリアン松山」の公式ユニホームを着用した「温泉アヒル」

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 「しまなみ温泉 喜助の湯」(今治市中日吉町)の駐車場に設置されている「温泉アヒル」が9月2日、新たな装いに「衣替え」し、道行く人を見守っている。

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 温泉アヒルは全長3メートルのビニール製のエアバルーン。今回のアヒルは、10月に開催される「サイクリングしまなみ2024」に合わせて、四国初の自転車ロードレースチーム「ヴェロリアン松山」の公式ユニホームを着用した特別仕様になっている。同施設を運営するキスケ(松山市)の担当者によると、「11月末ごろまでの設置を予定しており、その後は冬仕様のものを計画している」という。

 同担当者によると、アヒルはビニール製のため雨風に弱く、3カ月ほどで定期的に交換しているという。これまでもイースターやクリスマスなど、時期に合わせてアヒルを衣替えさせてきた。設置を始めたのは2年ほど前。「今治の新たな名所になれば」と、同施設の子ども風呂で人気の「温泉アヒル」をヒントにして着想した。

 サイクリングの聖地ともいわれ、多くのサイクリストが行き交う今治市。同施設は4年前に改装し、サイクリストが宿泊できるカプセルホテルを新たに設けたほか、ロードバイクを1台ずつ収納できる自転車ロッカーを設けるなど、サイクリストに向けた取り組みも進めてきた。スポーツバイク専門誌「Bicycle Club」が選出する「日本一サイクリストが集まる温泉」では、2022年まで4年連続で選出され殿堂入りを果たすなど、サイクリストからの支持も厚い。

 担当者は「サイクリングロード『しまなみ海道』を、今後も地域と一緒に盛り上げていきたい」と意気込みを見せる。

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