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今治の老舗「フクスケベーカリー」、秋の味覚を詰め込んだパンを限定販売

秋まるごとブレッド。さつまいも、栗、かぼちゃ、いちじくが中にも外にもふんだんに盛り込まれている

秋まるごとブレッド。さつまいも、栗、かぼちゃ、いちじくが中にも外にもふんだんに盛り込まれている

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 今治の老舗パン店「フクスケベーカリー」(今治市常盤町)が9月25日、秋限定商品「秋まるごとブレッド」の販売を始めた。

秋限定商品「秋まるごとブレッド」を販売開始するフクスケベーカリー

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 秋限定で販売する同商品は、サツマイモ、栗、カボチャ、イチジクの4種がごろごろと入っているのが特徴。見た目も色鮮やかでボリュームがあり、「素材それぞれの味もしっかり味わえる」という。価格は、1本=1,200円、ハーフサイズ=600円。数量限定。

 「10年ほど前に息子が商品化し販売していたが、数年のうちにやめてしまっていた。その後、お客さんからの『また食べたい』という声を受けて昨年、復活。一躍人気になり何度も買ってくれる人が多かったため、今年も販売することになった」と、店を切り盛りする武田悦子さんは話す。

 同店は戦前より今治市内でパンを製造・販売している老舗。創業当初より手作りにこだわり、「飽きないように」と常時約70種の商品を並べる。武田さん夫婦は3代目で、4代目で息子の直樹さんは現在、同名で新居浜に店を構えている。「先日数えてみると実は1920年ごろから店をしていることが分かり、100年以上の歴史があった。市内では恐らく一番古いはず」と武田さん。「市内の学校給食が始まった時は給食用のパンを作っていたこともあるし、船で島へ移送し販売していた時期もある」とも。

 武田さんは同商品について「そのままでもトースターで焼いてもおいしいが、ホイップクリームをのせたり、フレンチトースト風にしたりするなどアレンジもできる。同じく秋限定の『栗あんぱん』もあるので、ぜひ秋の味覚を楽しんでほしい」と話す。

 営業時間は8時30分~18時。日曜・月曜定休。電話・店頭で予約も受け付ける。販売は11月下旬まで。

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