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今治・大三島に飲食店「ひとりマルシェ」 ビーガン対応メニューも

飲食の提供のほか、古着や雑貨なども販売する店内。

飲食の提供のほか、古着や雑貨なども販売する店内。

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 飲食店「大三島ひとりマルシェ」(今治市上浦町)がオープンして、9月30日で2カ月がたった。

飲食店「大三島ひとりマルシェ」

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 店主は東京から今年1月に移住した宮崎英二さん。今治市内のカフェ「Pacific Parlor(パシフィックパーラー)」でランチ営業を手がけていたが、かねての希望だった「島に暮らしながら店を開きたい」という思いをかなえるため独立し、7月末から大三島で営業している。

 店名は、「マルシェのように、いろんなテナントが出店しているにぎやかな店にしたい」という思いを込めて名付けた。同店ではうどん店「うず潮うどん」や中華料理店「KAIDO飯店」、カレー店「イージーカレー」、スムージー店「南国スクイーズ」など、さまざまなジャンルの「架空の」10店舗ほどを宮崎さんが一人で演じ分けながらメニューを提供する。メニューは、うどん(650円)、チャーハン(700円)、ハヤシライス(800円)など。

 民家を改装した住居兼店舗で、主にガレージ部分を店舗として使う。海岸まで徒歩1分の立地で、「海の家のように誰でも入れる気軽さを演出したい」と宮崎さん。片手で持てるようなメニューやテイクアウトメニューをメインとする。来店客の半数以上がサイクリングを楽しむ外国人観光客だという。過去に東京でビーガンレストランを経営してきた経験を生かし、動物性原料を使わないビーガン対応メニューも取り入れる。「さまざまな客のニーズに応えていきたい」と宮崎さん。

 東京時代からバンドメンバーとしても活動し、現在も東京と大三島の2拠点居住を送りながら店を切り盛りする。「大三島の観光が閑散期となる12月から春先までは、東京を生活拠点にする予定」だという。「東京と行ったり来たりすることで、新しい風も取り入れていきたい」と意気込む。

 宮崎さんは「地元の人に楽しんでもらえたら。うどんや焼きそば、たこ焼きなど、知っているメニューもたくさんそろえているので、気軽に立ち寄ってほしい。お客さまの声を聞きながら、店もどんどん進化させていきたい」と笑顔を見せる。

 営業時間は9時~17時(土曜・日曜・祝日は6時30分~)。

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