アシックス里山スタジアム(今治市高橋ふれあいの丘)東側斜面のブドウ畑で収穫されたブドウを使ったワインが完成し、2月1日、関係者による「乾杯会」が里山サロンで開かれた。スタジアム発のワイン完成は今回が初めて。
このワインは、2025年9月に同スタジアムで初収穫されたブドウを「大三島みんなのワイナリー」(大三島町宮浦)で醸造したもの。ブドウ畑の手入れや収穫には、ボランティアとして参加する「ヴィンヤードクルー」が継続的に関わってきた。
当日は、今治.夢スポーツの岡田武史会長、矢野将文社長、大三島みんなのワイナリー代表の川田佑輔さんらに加えて、ヴィンヤードクルー約15人が参加。軽食と共に試飲を行った。
完成したワインは「Bari Blue(バリ・ブルー)」と名付け、ラベルには岡田会長を思わせる横顔のシルエットをあしらう。
岡田会長は「一時は『もうあかんかな』と思っていたが、皆さんが畑の世話をしてくれて、ようやく3年目にして収穫できた。まさか本当にワインになるとは。本当に感謝している」と話し、「最初は『おかちゃんワイン』にしようかとも思ったが、それはさすがに恥ずかしくて…(笑)。ラベルも、誰だか分かりすぎないシルエットにしてもらった。見た人が『ひょっとしたら』と想像できるくらいがちょうどいい」と笑顔を見せた。
参加したヴィンヤードクルーの一人は「夏の暑い中での手入れは大変だったが、こうして形になり、みんなで乾杯できて感慨深い」と振り返る。
生産本数はブドウの収量の関係で9本のみ。このうち、スタジアムの里山産ブドウ100%で仕上げたワインは3本で、残りは大三島みんなのワイナリーとのコラボレーションによるもの。今治.夢スポーツ 里山スタジアム統括グループの遠藤政樹さんは「来年はもっとたくさんワインが造れるよう、試行錯誤していきたい」と意気込みを見せる。