今治の本町商店街にある「かなやふとん店」(今治市本町)が2月28日、オリジナル座布団を作るワークショップ「目指せ布団職人!ざぶとん道場」を古本カフェ「森」(米屋町)で開催する。
同店は1950(昭和25)年創業の寝具店。地元の人からは「かなやのふとん」として知られ、寝具の販売をはじめ、熟練の技術を要する綿の打ち直しや仕立てなどを現在も行っている。創業以前から綿に関わる事業を代々手がけており、その歴史は江戸時代にまでさかのぼる。
今回のイベントは、同店の真鍋一宏さんが企画したもの。これまで松山市や西条市などでは開いたことがあったが、地元・今治では初めての開催となる。「以前は『布団屋の息子』ということに特に思い入れがなかったが、知人などに話すと興味を持ってくれる人が多く、それを機に自分も家業である布団に目を向け始めた。綿の打ち直しなど長年の技術や経験が必要でその奥深さを改めて知り、布団を長く使うことに興味を持ってもらう入り口として企画した」と開催の経緯を話す。
ワークショップでは、参加者が思い思いの絵柄をカバーに描き、綿を使って昔ながらの方法で座布団を作る。「既製品が手軽に購入できるため、わざわざ作る機会はめったにないと思うが、綿の座布団だと打ち直せば使い続けることができる。布団は使い捨てるものではなく、メンテナンスすれば長く使えるエコなものだということを知ってほしい」と真鍋さん。「工程そのものはシンプルで、子どももできる。親子で愛着を持って使える座布団を作ってもらえれば」と参加を呼びかける。
開催時間は13時~15時。定員は親子5組だが大人だけの参加も可能。申し込みは同店のインスタグラムと「森」の店頭で受け付ける。