国内外でライブ活動を行う親子ジャズトリオ「TReS(トレス)」のジャズライブが7月8日、浄土寺(今治市郷本町)で開かれる。全国各地を巡るツアーで、愛媛では今治のみの上演となる。
TReSは、コントラバス奏者の永田利樹さんとサックス奏者の早坂紗知さん、息子のRioさんをバリトンサックスに迎えた親子3人組バンド。東京都内をはじめ、全国各地でのライブ活動や国内外のフェスにも参加しており、今治でのライブは今年で10年目。初回から浄土寺で開いている。
フリージャズでありながら南米音楽のような雰囲気を感じる演奏が特徴のTReS。ライブハウスやジャズバーだけでなく、浄土寺のような寺社やカフェ、南米やアフリカ系の飲食店でもライブを行っている。学生時代から音楽好きだった浄土寺住職の遠藤大純さんは「前衛的な音楽やダブミュージック(レゲエから派生した音楽の一種)のコミュニティーなど、ジャズだけに限らずさまざまなところで名前を聞いていて、ジャズになじみのない自分でも親近感が湧いた」と、TReSを知ったきっかけを語る。
今治でも徐々に認知されるようになった現在では、地元勢もライブを盛り上げる。オープニングアクトを今治のスチールパンバンド「minamo」が務めるほか、ドリンクはライブを聴いてTReSのファンになったという「はるちんBar」が出店。遠藤さんも「ライブ前後は親子らしい会話が垣間見えるが、いざ本番が始まるとグッと切り替えるギャップがあるのも彼らならでは。毎年来るごとにパワーアップしているし、minamoとのコラボもあるので、ぜひ聴いてみてほしい」と呼びかける。
18時開場、19時開演。料金は3,500円。予約不要。浄土寺の駐車場を利用できる。