歌舞伎俳優の市川團十郎さんを主演に迎え、歴史ある今治城を舞台とした「今治城プレミアム歌舞伎」が11月6日・7日の2日間、ライトアップされた天守を間近に望む今治城の特設舞台で開催される。
今治市内での歌舞伎の特別公演は、2014(平成26)年6月の大山祇神社(大三島町宮浦)での「しまなみ歌舞伎」以来10年ぶりで、今治城での開催は初。城内の吹揚公園に特設席1000席を設け、2日間で2000席を販売する。
同市観光課の担当者は「歌舞伎とも親和性が高く、よりプレミアムな印象を演出できる場所として、今治城での開催を決めた」と話す。今治城は、江戸時代初期に築城の名手・藤堂高虎公が築いた日本屈指の海城。明治維新により建造物のほとんどが取り壊されたが、1980(昭和55)年に天守が復元されたのを皮切りに、櫓(やぐら)、門なども再建された。夜間には毎日ライトアップを行っており、イベント当日もライトアップされた城の眺めと共に歌舞伎が楽しめるという。
公演では、市川團十郎さんと長男・市川新之助さんが共に「連獅子」を上演するなど、3演目を予定する。同担当者は「貴重な機会なので、市民の皆さまにも楽しんでいただければ」と呼びかける。
チケットは7月13日12時より、イープラスで扱う。