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今治の「つりぼり鈍川ビレッジ」、リニューアルから3周年 ピザ窯も

初めて来場したという男の子。涼しい中での釣りを楽しんだ。

初めて来場したという男の子。涼しい中での釣りを楽しんだ。

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 「つりぼり鈍川VILLAGE(ビレッジ)」(今治市玉川町鈍川)がリニューアルオープンして、7月13日で3周年を迎えた。

ピザ窯について紹介する越智さん

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 敷地内にはニジマスとアマゴの池があり、餌を付けた釣り糸を垂らすと即座に魚が食い付く。取材当日は、「魚釣りをしてみたいという子どもの希望で松山から初めて訪れた」という親子連れや「高知県から道後温泉を目指していたところ、たまたま見つけて訪れた」というカップルなど、多くの来場者でにぎわっていた。釣り上げた魚はスタッフがさばき、バーベキューコンロで塩焼きにして食べられる。

 父が定年後に開業した「門岡養魚場」の経営を、2021年の7月に引き継いだ越智久志さん。大工として現役で仕事をしながら、週末のみ釣り堀を営業する。大工の腕を生かし、敷地内にテーブルや椅子を増設し、団体でも利用できるテラス席も設けた。

 越智さんをサポートしようと息子2人も協力する。「30代の長男と次男が、インスタグラムでの発信などで手伝ってくれている。サウナ好きな息子の意見で、サウナを作ろうかとも構想している。盆までにできれば」と意気込む。

 6月には炭焼きで使っていた窯を改修して、ピザ窯も設けた。本業は越智さんと同じく大工ながら、ピザ焼きの修業経験もあるという知人の松本裕司さんが夏季限定でピザを提供する。「越智さんからピザ窯の話を聞いて一緒にできればと思った」と松本さん。繁忙期が落ち着けば、ピザ焼き体験なども考えていくという。

 「2回、3回と来てくれるリピーターも多く、ありがたい」と越智さん。「来る方を飽きさせないよう、いろいろな仕掛けをどんどん考えていきたい」とも。「しんどいけど、楽しい。将来、息子たちに引き継ぐ時まで、釣り堀に投資して維持しなければ」と笑う。

 営業時間は10時~16時。土曜・日曜・祝日のみの営業が基本だが、平日に臨時営業する場合もあるため、来店前の電話確認を勧める。12月~2月は冬季休業。入場料は、1グループ5人まで=1,000円、6人以上は1人につき200円加算(以上、用具一式レンタル込み)。さらに、ニジマス(1匹500円)、アマゴ(同700円)を釣った分だけ加算する。

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