国内外で広く活動しているポップユニット「テニスコーツ」が9月7日、今治ホホホ座(今治市共栄町)でライブを開催する。
テニスコーツは、ボーカル・鍵盤のさやさんとギターの植野隆司さんによる2人組ユニット。インディーポップなものからアコースティックな楽曲まで幅広く演奏し、国内だけでなく海外の多数のレーベルからの作品発表やツアー・ライブを重ね、国内外のさまざまなバンド、ミュージシャンとのコラボレーションも多数行っている。併せて、札幌国際芸術祭に参加したり、インディーズミュージシャンの音楽を掲載するストリーミングサイト「Minna Kikeru」を有志らで立ち上げ・運営したりするなど、アーティストの枠にとどまらず多岐にわたって活動している。
今回のライブは今治と松山で開き、今治での開催は7年ぶり。7年前は今治市民会館でのライブと、今治市中心市街地を歩きながら2人の演奏を聴くイベント「お散歩ライブ テニスコーツと歩こう」も行った。主催する今治ホホホ座の豊島吾一さんは「2人が都内を歩きながら演奏した様子をMVにしている『Baibaba Bimba』という曲があり、『今治でもやってほしい』と思いオファーすると快く引き受けてくれた」と当時を振り返る。小学生から大人まで15人ほどが参加し、今治港や共栄町周辺、広小路パーキング屋上などでの演奏を楽しんだという。
自身も古くからのファンだと語る豊島さんは「さやさんの透き通るようなボーカルと、植野さんの反復するギターという最少の編成ながら、小さなことも宇宙のような果てのないものも自在に音楽にしてしまう。いつも新しいことを始める2人が、今回はどのようなことをするのかワクワクしている」と期待を寄せる。「飾り気のなさが逆に魅力。普段あまりこうしたジャンルの音楽を聴かない人でも楽しんでもらえるはず」とも。
18時30分開場、19時開演。料金は、事前予約=3,000円、当日=3,500円。予約はメールで受け付ける。