神奈川県在住のギタリストで画家・西脇一弘さんのイラスト展が9月21日、今治ホホホ座(今治市共栄町)で始まった。
西脇さんは、「sakana」「THE GOD」などのアーティストにも影響を与えたバンドでギターを務め、現在もソロ活動を行っている。一方、1984(昭和59)年ごろに絵画の創作も始め、1987(昭和62)年に初個展を開催。以後、毎年5~6回の個展を全国各地で開催している。写真のような写実的な作品から、かわいらしいイラストまでその作風は幅広く、書籍やCDジャケット、雑誌等の印刷物への挿絵なども手がけている。
今治での開催は初で、作品約100点を展示。1メートル四方の大きな絵画から、B5サイズほどの原画やイラストレーションまであり、自由に閲覧できる。今回のイラスト展を企画した今治ホホホ座主宰の豊島吾一さんは「以前から演奏も作品も好きで、今治でも個展ができないかとオファーしていた。今回念願かない開催することができとてもうれしい」と2年越しに実現した西脇さんの個展について語る。「東京や大阪などでは購入が抽選となるほど人気の高いアーティストだが、ゆっくり見ることができるのは地方開催ならでは。細かい描き込みに圧倒される作品もあれば、チャーミングな作品もあり、一人の人が描いたとは思えないほど。見ればどの作品かにはビビッとくるはず」とも。
今回は都合が合わず西脇さん本人の在廊の予定はないが、作品は販売も行う。「もし2回目が開催できるなら、西脇さんに来てもらいソロライブも開きたい」と次回への期待を込める。
営業時間は13時~19時。入場無料。ドリンク販売あり。9月29日まで。