愛媛県今治市出身の陶芸作家・白川三枝(しらかわみえ)さんの個展「星めぐりの器展」が10月3日、今治の古民家古本カフェ「森」(今治市米屋町)で始まった。
今治市出身で、現在は京都を拠点に活動している白川さん。会社員時代を長く送るも、体の不調で会社を退職したのを機に作陶を開始。愛媛県砥部町や京都などで陶芸を学んでいるうちに、うわぐすりの面白さに魅力を感じてのめり込み、本格的に創作活動を始めた。その後、京都を中心に全国各地で個展を開催。イベントにも多数出店するなど精力的に活動している。
今回、地元である愛媛での初の個展となる。食器や一輪挿し、アート作品など約100点をお披露目する。作品は、コバルトブルーのカラーに金属のような質感に仕上がるうわぐすりを組み合わせたものが多く並ぶ。白川さんは「うわぐすりに含まれている金属の成分で色合いが変わる。混ぜる金属はもちろん、量によっても仕上がりが異なってくるので、実験のように混ぜては焼いてを繰り返し、出てきた風合いからインスピレーションを受けて制作している」と作品へのこだわりを話す。「同じ配合でも一枚ずつ柄や雰囲気が変わってくるので、見比べるのも楽しい」とも。
営業時間は10時~17時(金曜は21時まで、土曜・日曜・祝日は19時まで)。10月7日は店休日。入場無料。作品の販売も行う。今月14日まで。10日~13日は白川さんも在廊を予定。「せっかくなので愛媛県内のいろいろな方に見てもらえれば」