瀬戸内しまなみ海道に架かる来島海峡大橋に登頂できるツアー「来島海峡大橋塔頂体験」の9月から12月分のツアー申し込みが7月1日、9時に始まる。
主催は本州四国連絡高速道路(兵庫県神戸市)。同社担当者によると、ツアーは2021年にスタート。今年既に開催した4月と5月のツアーでは申込者数が昨年度比4倍以上になるなど、高い人気を集めている。
ツアー当日は、瀬戸内海に浮かぶ大島の「下田水港(しただみこう)」(今治市吉海町)に集合。しまなみ来島海峡遊覧船に乗船し、来島海峡大橋の真下をくぐったり、造船所群を湾内から間近に望んだりするなどして遊覧を楽しむ。その後、「馬島港」(今治市馬島)に上陸。来島海峡大橋主塔に登頂した後、再度、遊覧船で港に戻る、全行程で3時間程度のツアーとなる。
今治と尾道を結ぶ瀬戸内しまなみ海道は5月1日で開通25周年を迎えた。来島海峡大橋は、そのうちの大島と今治の約4キロを結ぶ。連なる3つのつり橋を6本の主塔が支える。ツアーでは、そのうちの一つ、馬島にそびえる主塔に登頂。塔内部のメンテナンス用エレベーターに数人ずつ乗り込み、海上約180メートルの最上部に登頂する。「普段立ち入れない場所からの景色が楽しめる貴重な機会」と担当者。
予約はインターネットで受け付ける。