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今治・大西町で「いここい夏祭り」初開催 地元の盆踊りも復活

8月6日の練習会には、約25人が参加した

8月6日の練習会には、約25人が参加した

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 「大西いここい夏祭り」が8月17日、大西公民館(今治市大西町宮脇)の駐車場で初開催される。企画・運営は、大西で子育てする保護者や有志で結成された「大西みかん箱」を中心とした実行委員会。

大西いここい夏祭りの練習風景

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 同団体の代表を務める寒川正樹さんは「昔は町内のあちこちで花火や盆踊りがあった。いろいろな理由で終わってしまったが、改めて子どもたちが地元で楽しめるイベントを企画したかった」と話す。

 同祭では、会場の中心で盆踊り大会を開くほか、餅まきや、市内陸地部の5地区から出店する模擬店が飲食や工芸品の販売も行う。

 盆踊りは同団体のメンバーが中心となり、7月から毎週、練習会を開いてきた。「木山音頭」や「今治お祭り音頭」といった今治なじみの盆踊り曲に加え、大西地区で昔から親しまれてきたという「大西音頭」「大西小唄」も選曲。しかし、団体のメンバーで踊りを覚えている人はおらず、振り付けを覚えている「先生役」を地域で募った。「なかでも『大西音頭』の先生がなかなか見つからず、ようやく人づてで見つかったのが7月末。私たちも踊り方を練習している最中。当日、踊りを見た人が懐かしんでくれたら」と寒川さん。

 同団体メンバーの越智大貴さんは、教わった踊りを練習会で参加者にレクチャーする。「人に教えるのは難しい」と笑いながらも「地元を盛り上げたいと、参加を決めた。祭りが地域の人同士の輪を広げるきっかけになれば」と意気込む。一緒に運営に参加する娘で高校1年生の越智結愛さんは「人と関わることが好きなので楽しい。当日、参加してくれた人の中から、今後一緒に関わってくれる仲間が増えたら」と期待する。

 「当日は子どもにたくさん来てほしい」と寒川さん。「地域の子どもと大人が一緒に楽しみ、交わる場になれば。今回は第1回だが、今後も恒例イベントとして続けていきたい」と話す。

 開催時間は16時~21時。

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