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今治・浅川で「ごみ探検」イベント ごみ拾い通じて川・海のごみを考える

市民らが浅川に入って意欲的にごみ拾いを行う様子。小さなごみから大きなごみまで、さまざまなごみが集まった(写真=主催者提供)

市民らが浅川に入って意欲的にごみ拾いを行う様子。小さなごみから大きなごみまで、さまざまなごみが集まった(写真=主催者提供)

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 今治市内を流れる浅川で11月10日、「浅川ごみ探検」イベントが行われ、市民ら約40人が参加した。

11月10日「浅川ごみ探検」が行われた

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 主催は今治市役所港湾漁港課。2009年より海岸清掃や生き物観察などの活動をしているビーチクリーンしまなみや、FMラヂオバリバリのメンバーらが運営スタッフとして協力した。内容は、生き物観察、ごみ拾い、仕分け・調査、リポート。

 開会のあいさつで、今治市港湾漁港課課長の細見博也さんが「海のごみは川から流れてくることが多い。浅川のごみを減らすことは海のごみを減らすことにつながる。ごみ拾いを通して川や海のごみについて考える機会になれば」とイベントの趣旨を伝えた。

 生き物観察では、浅川に生息する生物や外来種との見分け方、昔と今の生物の違いなどを、ビーチクリーンしまなみの藤原陽一郎さんが分かりやすく説明。日本各地の魚を研究している調査員も飛び入り参加し、参加者に生物のことを解説した。

 その後、市民らが浅川に入ってごみ拾いを行った。1時間ほどでさまざまな種類のごみが集まった。集まったごみは、ペットボトル、缶、飲食物の容器、レジャー・スポーツ、医療、その他に仕分けされた。

 「どのようなごみや生き物が見つかったのか」「そのごみがどこから来たのか」「今後、ごみを減らすために自分たちにできることは何か」を市民らが付箋に記入し、参加者の意見を集約した。

 イベントに参加した柚木那音さん(7)は「ナイロン袋や空き缶などたくさんごみを拾えて楽しかった。自転車が捨てられていたのにはびっくりした。これからもごみはごみ箱に捨てたい」と話す。もともと水遊びが好きで川に興味があった那音さん。幼稚園の頃、家の近くの川はどこにつながっているのだろうと、母と2人で数日間かけて川沿いを歩いて調査したこともあるという。

 イベントを企画した同課の三谷秀樹さんは「ごみを減らすことは簡単なことではない。皆さんがごみを減らそうと思うようになるために、思いを心に届ける必要がある。ごみに関心を持ったり、川のメカニズムを知ったりできる今日のような活動を今後も続け、10年後、今治の川のごみが減るようになってほしい」と期待を込める。

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