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今治・法華寺で秋祭り「ソワカ祭」 若手住職らが企画

副住職の龍田さん。気さくな性格で、自身も「近所のお兄ちゃんのような存在でありたい」と話す

副住職の龍田さん。気さくな性格で、自身も「近所のお兄ちゃんのような存在でありたい」と話す

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 今治の法華寺(今治市桜井)で11月23日、秋祭り「ソワカ祭」が開催される。

「ソワカ祭」昨年の様子

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 同祭は、法華寺の若手住職が中心となり「伊予桜井地域を盛り上げたい」と企画して始めたもので、今回が2回目。同じ地域にある神社・綱敷天満神社(今治市桜井)の神主なども一緒に開いており、昨年は延べ500人近くが足を運んだ。

 今回は、神主と住職による合同の祈とうを皮切りに、写経体験、ヨガなどのワークショップや、地元飲食店・カフェによるフード提供、境内のお堂を巡るスタンプラリーなど、「一日を通して楽しめる内容」だという。数量限定で特別御朱印やお守り、祈とう札を授与するほか、かつて法華寺でも行われていた「富くじ」も60年ぶりに復活する。富くじは、江戸時代ごろから寺社で広く行われていた日本伝統の宝くじのようなもので、復活に当たり、木札や抽選に使う箱を一新。今回は来場者に配布した札の番号で抽選を行う。

 「『お寺離れ』が叫ばれる昨今、気軽にお寺に足を運んでもらうきっかけとして始めた」と話すのは、法華寺副住職の龍田泰延さん。法華寺は奈良時代に全国各地に造られた国分尼寺をルーツに持ち、天皇の発願によって建てられた約1200年の歴史を持つ寺で、龍田さんはその住職の家系で生まれ育った。長く関西で過ごしていたが5年ほど前に地元である今治に戻り、現在は次期住職として寺の運営やお勤めを行っている。「地元には何もないと思っていた時期もあったが、ソワカ祭を通して地元の人に気にかけてもらったり、地元の店舗やお手伝いの皆さんが前向きに関わってくれたりしたことに非常に元気づけられた。日頃世話になっている人に恩返しするつもりで、地域の人をはじめ、いろいろな人に楽しんでもらえれば」と参加を呼びかける。

 当日は8時30分に祈とうが始まり、イベントは15時ごろまで。桜井小学校校庭も臨時駐車場として開放予定。

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