画家・河合浩さんの展示が11月30日、今治ホホホ座(今治市共栄町)で始まった。
河合さんは東京都出身で、栃木県益子町在住の作家。雑誌「POPEYE」「PAPERSKY」などのアートワークやCDジャケット、書籍の表紙、アパレルなどを手がけながら、日々作品を制作して全国各地で多数の個展を開いている。抽象的でありながら温かみや楽しさも感じられる作風が特徴で、カフェや雑貨店、書店など、ギャラリー以外での展示も精力的に行っている。
今回は県内初の展示会ということで、大きなキャンパスの作品から、ポストカードサイズのドローイングまで約150点近くの作品を展示。中には、木材を使った立体作品やリソグラフで印刷した冊子、手ぬぐいなどのグッズも展示販売。展示初日は河合さんも在廊し、作品や制作の様子について来場者に自ら説明していた。
今回の展示について、河合さんは「今まで愛媛に来たことはあったが展示は今回が初めて。会場も一般的なギャラリーとは異なるため、いろいろな作品を見てもらおうと点数を多く準備して臨んだ。ぜひ楽しんでもらえれば」と話す。
企画した今治ホホホ座の豊島吾一さんは「作品を見たり、好きなアーティストのCDジャケットを手がけていたりと、以前から注目していた作家。今回、愛媛初開催の展示を今治でできてうれしい」と話す。「全国各地にファンが多い河合さんの作品を、ぜひ間近で見てもらえれば」と来場を呼びかける。
開催時間は13時~19時。入場無料。12月8日まで。