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今治で「若者意見ヒアリング」 市内高校生らが地域の未来を考える

市内の高校生や大学生ら11人が集まり、今治市の未来について話し合った。

市内の高校生や大学生ら11人が集まり、今治市の未来について話し合った。

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 「今治市こども計画を知ろう!こども・若者意見ヒアリング」が12月26日、今治市役所で行われ、市内高校生や大学生ら11人が参加した。

「今治市こども計画を知ろう!こども・若者意見ヒアリング」の様子

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 主催は今治市ネウボラ政策課。若者の結婚観や、子育て、まちづくりについての意見を聞き、今治市こども計画の策定に反映させることを目指す。

 当日は、3~4人のグループに分かれて話し合い、他のテーブルの参加者とシャッフルしながら対話するワールドカフェスタイルで行った。テーマは、「若者が活躍できる社会について語ろう」「出会い・交流・結婚・子育ての取組を語ろう」「若者世代のライフデザインについて語ろう」の3つ。初めは緊張感がありながらも、時間がたつにつれ、市職員らから助言を受けながら付箋に考えを書いたり、相手に思いを伝えたりするなどして積極的に意見を交換する姿が見られた。「学校以外の人と交流できるサードプレイスが欲しい」「結婚や子育てについての授業を学校でしてみたい」という意見など、若者の視点で多くの意見が提案された。

 今治西高3年の德丸紗也さんは「いろいろな高校生や大学生、市の方と話す中で、今治市を良くしたいという気持ちは一緒だと感じ、安心して意見交換ができた。市の方々は今治市の発展のために尽力してくださっている。そんな方々を市民が応援できるような今治市になってほしい」と話す。

 今治南高1年の石井響樹さんは「もともと地域貢献をしたい気持ちが強く、イベントに参加した。話し合いの中で多様な意見に触れ、考えの幅が広がった。公園のトイレがきれいになったり、運動ができる場所が増えたりと、子どもが過ごしやすい今治市になってほしい」と話す。

 FC今治高校里山校1年の村上彩香さんは「他校の学生と交流する中で、高校生でも防災士の資格を取ろうとしている人がいるなど、新しい視点で人生を考えることができた。今後は、高校生同士が交流するイベントを企画したい。今治市がみんなの『したい』を取り入れるまちになってほしい」と話していた。

 閉会のあいさつで、同課の越智耕二郎課長は「皆さんの意見がたくさん聞けて良かった。若者の思いが今治市を変えていく。共によい今治市をつくりましょう」と力強く会を締めくくった。

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