今治出身のプロレスラー「めんたいキッド」さんが12月22日、波方公民館(今治市波方町樋口)で最後の凱旋試合を行う。
めんたいキッドさんは今治市波方町出身の46歳。九州産業大学でプロレス研究部に入部し、学生レスラーとして活動を開始。卒業後にメキシコでの修業を経てプロデビューを果たした。しかしプロレスでは食べていくことができず、一度は引退。今治市内の企業に就職したが、大学時代の先輩から声がかかったことをきっかけに、2008(平成20)年、「九州プロレス」の旗揚げに参画。以降、「九州ば元気にするバイ!」というコンセプトを掲げる同団体の中心的存在として、プロレスの試合での活躍に加え、高齢者施設への慰問活動や幼稚園への訪問など、地域密着でさまざまな活動を展開してきた。
今年6月に、来年5月での引退を発表しためんたいキッドさん。今回の凱旋大会は、引退前最後の地元での試合となる。「愛媛プロレス」の協力を得て、波方公民館にリングを設営し600席を設ける。
めんたいキッドさんと同い年で、古くからの友人だという今治市出身の村上真也さんは、長きにわたって活動を応援してきた。「元々プロレスが特別好きというわけではなかったが、試合を見て面白さを知った。飛んだり跳ねたり、プロのパフォーマンスは大人も子どもも楽しめる」と魅力を語る。「今治でプロのプロレスが見られる機会はめったにない。ぜひたくさんの人に生のエンターテインメントを楽しんでもらえれば」と来場を呼びかける。
試合開始は15時(14時30分開場)。入場料は2,000円。未就学児無料(座席が必要な場合は要チケット)。