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今治に立ち飲みバー「ノーチャージ」 新宿のバー経営者が地元に7店舗目

「NO CHARGE(ノーチャージ)」を開く店主の矢野敏男さん

「NO CHARGE(ノーチャージ)」を開く店主の矢野敏男さん

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 スタンディングバー「NO CHARGE(ノーチャージ)」(今治市松本町)が3月14日にオープンする。

「ノーチャージ」の外観

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 チャージ料はなく、ビールや焼酎割などを1杯800円で提供する同店。以前は理髪店だった物件の壁や天井、床を解体するなどして改修。あえて構造体を見せる「武骨な内装」に仕上げ、中央にはコの字型のカウンターを設ける。基本は立ち飲みだが、4脚だけ「ゆずり合い」と刻印が入ったハイスツールを用意する。定員は最大で50人程度。

 店主の矢野敏男さんは今治市出身。2009(平成21)年に、東京・新宿ゴールデン街にバーを出店して以来、新宿と横浜に「今」や「Bali」など地元にちなんだ店名のバーなど6店舗を展開し、今回の店が7店舗目となる。

 高校時代までを今治で過ごし、卒業後は音楽や演技といった芸能の世界に憧れて上京した。ある時、知人に誘われてゴールデン街でアルバイトをするようになったことが、転機となった。「すっかり夜の街にハマった」という矢野さんが1店舗目を構えたのは38歳の頃。「小さな店で常連客と飲むのが楽しい」と、次々に自分の店を構えた。

 一昨年、家族が体調を崩したことから、介護のために今治との行き来が頻繁になった。「外国人観光客の姿も見かけるようになり、地元にポテンシャルを感じた」と矢野さん。「どうせなら今治で店を開きたい」と物件を探したところ、運よく見つかり、昨年6月から準備を進めてきたという。開店後はしばらく店に立つが、軌道に乗ればスタッフに任せ、関東と行き来しながら経営するという。

 「時間つぶしや休憩、待ち合わせなどでも、気軽な気持ちで来てくれたら」と矢野さん。「横のつながりができて、お客さま同士のコミュニケーションが生まれる場所になれれば」と期待を込める。

 営業時間は19時~27時。

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