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今治・宅間に「たくま茶屋」 まんじゅう店5代目店主の妻が食堂として復活

店主の神野早苗さん(右)と、一緒に調理を手がけるスタッフ。

店主の神野早苗さん(右)と、一緒に調理を手がけるスタッフ。

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 食堂「たくま茶屋」(今治市宅間)がオープンして、4月28日で2カ月がたつ。

今治・宅間に「たくま茶屋」 小鉢がたくさんのランチ

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 店主は、老舗まんじゅう店として知られ、惜しまれながらも2016(平成28)年に閉店した「たくま饅頭本舗」をかつて同所で営んでいた5代目店主の妻・神野早苗さん。まんじゅう店の建物を生かしながら、内装工事を経て、定食などを提供する食堂「たくま茶屋」としてリニューアルした。

 出店の経緯について、神野さんは「嫁としてこの家に嫁ぎ、一緒にまんじゅうを作ってきた。まんじゅう店は閉めることになったが、建物を放っておくのももったいないし、自分の手で店をやりたいと思った」と話す。住居部分に住んでいた義祖母が亡くなって3年が経過し、店を開くことを決意したという。

 店内には、テーブル席とカウンター席合わせて30席を備える。昼のメニューとして提供する、2日ごとに入れ替わる「たくま茶屋ランチ」(1,300円)は、旬の食材を使いながら、主菜のほかに副菜の小鉢を複数用意する。ほかには「豚しょうが丼定食」(900円)や「うどん」(500円)など。カフェメニューとして「コーヒー」(500円)や「ダージリンティー」(600円)などのドリンクのほか、「本日のケーキ」(500円)なども用意する。夜のメニューは「ヒレカツ」(500円)や「締めさば」(800円)など、おかずをアラカルトで用意する。

 「初めはこぢんまりとした店を開くつもりだった」と神野さん。知人や娘の協力もあり、「想定以上に広い店になった」とほほ笑む。それでも、「みんながおいしかったと言ってくれたらうれしい」という。

 今後について、「昔はお遍路さんにお接待として、まんじゅうを無料で差し上げていた。営業が軌道に乗ってくれば、そういうことも考えたい」と話す。「人恋しくなった時にふらっと来て、おなかを満たしてもらいたい。みんなで話をしながら、集える店になれれば」と意気込む。

 営業時間は、11時~15時、19時~23時。日曜・月曜定休。

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