
動物と触れ合える常設施設「アニマルファームガーデン伯方」(今治市伯方町木浦)がオープンして、8月14日で2カ月がたった。
松山市出身の海野倫さんが、夫と二人三脚で経営する。インドネシアでエステを学び、松山市や大三島でスパやSUP事業を手がけてきた海野さん。そうした中で、動物事業を展開する知人との出会いを機に、「好きだった」という動物に関わる新たな道を模索。SUP事業を移住者に引き継ぎ、同施設の立ち上げを決意した。
「やろうと決めたらやる性格」と語る海野さんは、知り合いから紹介された伯方島の土地を夫婦で整備。雑木林だった場所を切り開き、「海も見える最高の場所」という同所に同園を整備した。
園内では、マイクロブタ、ヤギ、クジャク、モルモット、リチャードソンジリス、ルリコンゴウインコ、ポーリッシュの7種類の動物が暮らしている。中には、飼い主から保護した動物もいるという。園内ではインドネシアで仕入れた雑貨や、ドリンク、アイスも販売する。
開業当初は週末の来園客が中心だったが、徐々に客足が伸び、観光客も立ち寄るようになったという。同園が立地するのは、干潮時に道が現れ、対岸の「大角豆島(ささげじま)」まで歩いて渡れるようになる「エンジェルロード」のすぐそば。海野さんは「干潮時には島に渡っている人の姿も見られる。ここが伯方島の新しい観光スポットになれれば。動物と一緒に島時間を楽しんでほしい」と意気込む。「今後はキャンプ場の整備も検討している」とも。
開園時間は11時30分~16時。入園料は大人600円、2歳以下無料。