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今治・北日吉の「小麦の奴隷」が3周年 パンで今治を元気に

「3年間続けてこられたのは、お客さまのおかげ。これからも足を運んでもらえるよう、商品作りと丁寧な接客を大切にしていきたい」と、感謝の気持ちを込めて話す店主の益満武史さん。

「3年間続けてこられたのは、お客さまのおかげ。これからも足を運んでもらえるよう、商品作りと丁寧な接客を大切にしていきたい」と、感謝の気持ちを込めて話す店主の益満武史さん。

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 ベーカリー「小麦の奴隷 今治店」(北日吉町)が9月12日で3周年を迎えた。

今治店オリジナルの「二宮さんとこのちくわパン」

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 「ザックザクカレーパン」を看板商品に、地域とのつながりを大切にした店舗運営を続ける同店。県外でウエディング関連の仕事をしていた店主の益満武史さん(通称=ミッツさん)は、今治の自然や人の温かさに引かれ、「パン屋で今治を元気にしたい」との思いから開業を決意。地元出身の妻・ゆうこさんとともに、地域に根差した活動を目指して「イマバリデザイン」を立ち上げ、ベーカリー事業に挑戦した。

 店長のゆうこさんは、パン好きが高じて「パンシェルジュプロフェッショナル」の資格を取得。「バリっこの日常に小さな楽しみを届けたい」と、接客や商品作りに力を注いでいる。

 人気商品は、カレーパングランプリで金賞を受賞した「ザックザクカレーパン」。今治店オリジナルの「二宮さんとこのちくわパン」は地元の二宮かまぼこを使った商品で、愛媛パングランプリで県知事賞にも選ばれた。他にも「パニーニ」「サンドイッチ」など、地域色を生かした商品を並べる。

 接客にもこだわりを持ち、「いらっしゃいませ」ではなく「おはようございます」「こんにちは」と声をかけることで、小さな会話が生まれるよう工夫しているという。「選んでもらえることへの感謝の気持ちが、開業してからより強くなった」とミッツさん。

 地域との連携では、FC今治のホーム戦に合わせて里山スタジアムに出店。サポーターとの交流や、限定メニューの販売なども行っている。「たくさんの市民が集まる場所に出店できることがうれしいし、ハッピー」と笑顔を見せる。印象に残っている出来事として、FC今治オーナーの岡田武史さんが来店したことを挙げ、「知っていただけて本当にうれしかった」と振り返る。

 今後は高校生とのコラボ企画など、新しい挑戦にも意欲を見せる。「3年間続けてこられたのはお客さまのおかげ。本当にありがたい。これからも足を運んでいただければ」と感謝の言葉を伝える。

 営業時間は8時30分~18時30分、売り切れ次第終了。火・水曜定休。3周年を記念して現在、特別クーポンを配布している。

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