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今治銀座商店街「くろごまキッチン」にカフェ 移住者が週1日営業

「yomono&n.」店主の品川洋一さん。

「yomono&n.」店主の品川洋一さん。

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 今治銀座商店街に新たなにぎわいを生む複合拠点「くろごま団地」(今治市常盤町)のシェアキッチン「くろごまキッチン」に10月15日、週1日だけ開くカフェ「yomono&n.(ヨモノアンドエヌ)」がオープンした。シェアキッチンの第3号利用者となる。

今治銀座商店街「くろごまキッチン」にカフェが登場

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 メニューには、豆乳で仕立てた「チャイ」(660円)や、小麦粉の代わりに米粉を使った「米粉マフィン」(770円)、「米粉クッキー」(3個550円)などを並べる。小麦粉や乳製品、白砂糖は使わず、できる限りオーガニック素材を選び「体に優しい」おやつをそろえる。

 店主の品川洋一さんは神奈川県出身。長年、自動車部品メーカーに勤め、埼玉県を拠点に海外出張を重ねる生活を送ってきたが、妻の体調不良をきっかけに食生活や多忙な生活を見直し、6年前、56歳で退職。食を通して環境問題にも関心を持つようになり、会社員生活から離れて自営業などを模索してきた。

 今年5月、妻と愛犬とともに今治へ移住。きっかけは、治療環境を探すなかで出合った今治の診療所だった。「空気がきれいで、海の風景も素晴らしい。環境の良さにも引かれた」と品川さん。会社員時代は料理経験がほとんどなかったが、妻のために食事を作るうちに料理をするようになったという。「東京でビーガンやマクロビの店を巡り、試行錯誤を重ねて、妻に味見をしてもらいながら形にしてきた」と笑顔で話す。

 土地勘のない今治で店を始める場所を探していたときに「くろごま団地」と出合った。「まずはここからスタートできるのがありがたい」と品川さん。店名「yomono&n.」は、自身のニックネーム「ヨモノ」と、妻のイニシャルN、そして愛犬・まる子の「。」を合わせたもの。「ゆくゆくは自分たちの店を構えて、空間づくりから手がけたい」と、これからの夢を描く。

 現在の営業は水曜の11時~17時。11月からは日曜営業に切り替える。

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