食べる

今治・菊間にカキ小屋 ユーチューバー漁師が直売拠点、瀬戸内の恵み発信

「しまなみ牡蠣処(かきどころ)」をオープンした渡邉将人さん。

「しまなみ牡蠣処(かきどころ)」をオープンした渡邉将人さん。

  • 0

  •  

 カキ小屋「しまなみ牡蠣処(かきどころ)」(今治市菊間町浜)が1月9日、菊間町のハンバーガー店「うみいろ」の1階スペースにオープンする。瀬戸内で育ったカキを中心に、全国各地のカキを食べ比べできる直売兼飲食拠点として展開する。

今治・菊間にカキ小屋「しまなみ牡蠣処」 場所

[広告]

 経営するのは、今治市の大島で現役漁師として活動する渡邉将人さん。祖父の代から続く水産業の3代目で、大学では海洋学を専攻。現在は漁船漁を主とする一方、チャンネル登録者数約17万人を誇るユーチューバー「瀬戸内海の漁師まさと」としても知られる。

 「燧灘(ひうちなだ)の漁師は漁獲量の減少で年々厳しくなっている。それでも何とか手を打ちながら、瀬戸内の魚のことももっと知ってもらいたい」。そうした思いから、新たな挑戦として2020年にユーチューブチャンネルを開設。2023年ごろには島でカキ養殖をスタートした。「広島のイメージが強いカキだが、愛媛、特に東予では手がける人がほとんどいない。だからこそ挑戦してみようと思った」と振り返る。

 養殖の技術は広島や九州の漁師から学び、現在、年間で6トンほどを生産する。これまではオンライン販売や卸を中心に展開してきたが、「地元の人にも直接味わってほしい」と直売の場を模索していた。そうした中、縁のあった「うみいろ」とのつながりから、同店が入居する元マリーナ物件の1階倉庫スペースを活用して、カキ小屋の開業が決まった。

 店では、しまなみ産のカキを中心に、全国各地の漁師から仕入れたカキも提供し、産地ごとの食べ比べができるようにする。店内にはテーブル席6卓を設け、炭火焼きでカキを楽しめる。価格は「しまなみ牡蠣」で5個980円から。アルコール類も用意する。

 併せて、「地元生産者の産品を知ってもらうアンテナショップのような場所にしたい」と、大島でワカメ養殖を手がける生産者の新芽ワカメなども販売予定。

 店頭には渡邉さんのほか、共に漁に出る若手漁師も立つ予定。「若い漁師が頑張っていること、しまなみでおいしいカキが捕れることを知ってほしい。地元の新鮮な魚介類に目を向けてもらうきっかけになれば」と意気込みを見せる。

 営業時間は10時~16時(土曜・日曜は20時まで)。火曜・水曜定休。期間限定で、今年は3月末までを予定する。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース