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登山家・作家の服部文祥さん、今治のカフェで出版記念トークイベント

2月21日にトークイベントに登壇した服部文祥さん。過去の写真をスライドに出しながら、自身の経験や考えを語った。

2月21日にトークイベントに登壇した服部文祥さん。過去の写真をスライドに出しながら、自身の経験や考えを語った。

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 高峰K2などの登頂や、食料を現地調達する「サバイバル登山」を実践する登山家で作家の服部文祥さんが2月21日、今治の古本カフェ「森」(今治市米屋町)でトークイベントを開いた。

今治で登山家・作家の服部文祥さんのトークイベント

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 服部さんは、大学時代から登山を始め、世界第2位の高さを誇る高峰K2の登頂や、剱岳や黒部などで冬季初登攀(とうはん)を記録した経歴を持つ。その後、食糧は釣りや狩猟などで現地調達を行う「サバイバル登山」を実践し、現在は作家活動を行いながら廃村の古民家で狩猟と畑作の生活を送っている。

 2月5日に最新著「本当の登山の話をしよう」(デコ)を出版した服部さん。30年にわたる登山批評の集大成として著したもので、自身の回想録や近年の生活の中で考えたことについてのほか、自身が敬愛する登山家たちなどを通じて「登山とは何か」に迫っている。同書の出版を記念して中四国トークツアーを開催し、徳島や香川、広島、岡山などを巡る中で愛媛は今治で行った。

 トークイベントには服部さんのファンやアウトドア愛好家などが県内外から参加。服部さんは登山を始めた学生時代から現在に至るまでの経緯や、その過程での体験、その経験から得たことや気づきなどを語った。登山をする中でヤマメを釣り食べたことから、「命を頂いている」ことに気づき、「スーパーに売られている魚や肉は『殺しを買っている』とも言える」と、山でのさまざまな体験を経たからこその視点でトークを進めた。質疑応答では参加者の質問にも回答。作家としての活動との葛藤から、シカのおいしい部位の話まで多岐にわたった。

 トークイベント終了後は、サイン会も実施。参加した40代男性は「ユーチューブで見ていた服部さんの話が直接聞けると思わず、すぐに申し込んだ。普段の生活では考えもしないような話ばかりで、心を揺さぶる言葉がたくさんあった」と話していた。

 同店スタッフの竹野はるかさんは「日々暮らしている中では考えたこともなかったようなことばかりの話だった。こうした著者のトークイベントは今後も開催していきたい」と話す。

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