今治のタオルメーカー「ハートウエル」(今治市朝倉)が直営店「ハートウエルファクトリーショップ」をオープンして、1月23日で1周年を迎えた。
同社は1930(昭和5)年創業の老舗メーカー。自社で生産を手がけるタオルや衣料品のほか、瀬戸内エリアの商品をアピールしていきたいという思いから、昨年オープン。本社併設の倉庫を改修した店内は工場らしい無骨さを残しながら、開放感のある空間に仕上げた。地元客のほか、県外からの観光客も多いという。
機能性をテーマにしたタオルが多数並ぶ店内。中でも、洗う度に膨らむ特殊な糸で織り上げた「もこもこ365」、肌への摩擦を抑えたタオルシリーズ「CUOL(クオル)」などの人気が高いという。店内に設けた洗面台で、気になったタオルを手に取り実際に使い心地を体験することもできる。
店舗責任者の菅葵さんは「タオルは肌に直接触れるものなので、安心・安全や品質にこだわっている。店ではタオルだけでなく、縫い目がない織り方にこだわって開発したマルチコットンインナーシリーズなども取り扱っている。実際に肌触りなどを体感してもらえれば」と話す。
高知のユズ精油を使ったハンドクリームや四万十ヒノキを使った枕など、瀬戸内の素材を生かしたオリジナル製品も扱う。「お客さまに瀬戸内の良いものを届ける場所になれれば」と菅さん。
営業時間は10時~18時。水曜・木曜定休。事前予約で工場見学やワークショップも受け付ける。