社会人対象のプログラミングスクール「寺川塾」(今治市古国分3)が10月2日、新校舎に移転した。
代表の寺川翼さんが2021年9月に今治市内に開設した同スクール。以来、これまで60人ほどにプログラミングを教えてきた。現在は7期生が受講する。
移転のきっかけについて、寺川さんは「卒業生が増え、プログラマーとして一緒に開発プロジェクトに取り組むようになった。卒業生や受講生が出入りする中で、以前の教室では手狭になった」と話す。
移転先は住居とオフィスを備えた賃貸物件「SOHO6」。「今治市内ではSOHOスタイルの物件は珍しく、注目していた」と寺川さん。「良い環境で、どんどんチームでの開発に取り組みたい」と意気込む。
寺川さんは今治市出身。幼い頃から「コンピューター会社の社長になりたい」という夢を持ち、専門学校で本格的にプログラミングを習得。「プログラミングが楽しくて、寝る間も惜しんで没頭した」と振り返る。伊予銀行系列のシステム会社に就職し、6年間勤務の後、「自分のペースで働ける道を」と独立。現在は企業のシステム開発を手がける傍ら、同スクールを経営する。
「環境的にITに触れてこなかったけど、実はパソコンスキルのポテンシャルがあるという人が今治にはたくさんいる」と寺川さん。「未経験からでも、最先端のシステム開発技術を身につけられたという卒業生もいる。技術力のあるエンジニアを輩出して、地元に恩返しがしたい」と意気込む。
受講料は月額2万4,800円(基本コース)ほか。