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今治にキックボクシングジム「ゼロ」 元キックボクサーがUターン開業

11月1日にオープンする、キックボクシングジム「ZERO(ゼロ)」を経営する矢畑克騎さん

11月1日にオープンする、キックボクシングジム「ZERO(ゼロ)」を経営する矢畑克騎さん

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 予約制のキックボクシングジム「ZERO(ゼロ)」(今治市桜井団地)が11月1日にオープンする。

元キックボクサーがUターン開業「ZERO ZYM(ゼロジム)」

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 経営するのは、今治出身で25歳の矢畑克騎さん。小学生の頃から日本拳法を習い、部活動として続けられる熊本県の高校に進学。その後、推薦で進学した先の大学で、キックボクシングのプロ選手として活動していた先輩に出会ったことで、自身もキックボクシングを始めた。

 キックボクシングを始めて3カ月の頃、初めて出場したアマチュア戦で勝利を収めたことでスポンサーがつき、大学1年生にしてプロデビュー。21歳までプロとして戦ったが、その後、コロナ禍で練習や試合ができない時期が長く続き、一度は競技そのものから離れてしまったという。

 転機が訪れたのは1年ほど前。かつて通った地元の道場の後輩が中学生になり、本格的に競技を教えてくれる指導者を探していると声がかかった。「自分にできることがあるなら、やってあげたいと思った」と矢畑さん。当時の勤務地だった山口県から毎週通って対戦相手になってきたが、今年1月には今治にUターン。その後はジム開設に向けて準備を進めてきた。

 ジムは知人の所有する一軒家の1階部分を改装。壁の一部を鏡張りにしたほか、トレーニングスペースに青色のマットを敷き詰め、サンドバッグを設置した。

 レッスンはマンツーマンまたはペアトレーニングで行う。運動不足解消、格闘技の技術向上など、個別のニーズに対応したプログラムを用意する。矢畑さんは「未経験者でも、パーソナルトレーニングなら周りの目を気にせず取り組んでもらえる」と話す。

 「都会と比べて競技人口も少なく、『やりたい』と思った時にできる環境は限られている。機会を提供して、やってみたい人の後押しになれば」と意気込む。

 現在、プレオープンしている。営業時間は9時~22時。

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