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道の駅今治湯ノ浦温泉のレストランに新メニュー ブランド刷新の一環で

自社ブランド名を「VALIQUE(バルク)」にリニューアルした道の駅今治湯ノ浦温泉。写真は、村上みお社長。

自社ブランド名を「VALIQUE(バルク)」にリニューアルした道の駅今治湯ノ浦温泉。写真は、村上みお社長。

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 今治市の道の駅「今治湯ノ浦温泉」(今治市長沢)が12月1日、レストランメニューを追加した。

新ブランド「バルク」を旗揚げした道の駅今治湯ノ浦温泉

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 同駅は市内陸地部で唯一の道の駅。道の駅に登録された1998(平成10)年の翌年から25年間、来島開発(石井町)が運営管理を行っている。今回、同社のブランドリニューアルに伴い、レストランメニューに新ブランド名を冠したメニューを追加。野菜をふんだんに使った「モーニング」(800円)や「ワンプレートごはん」(1,080円)を新たに加えた。同社の村上みお社長は「お客さまにもっと満足してほしいという思いから提供を始めた」と話す。

 村上さんは、当時社長だった父をサポートしようと8年前に大阪から今治市にUターンした。「久しぶりに帰ってきて、今治はロケーションも、食べ物や素材も魅力的で、すごく良いところだと思った」という村上さん。既に発売していた自社商品「海峡つゆ」を「もっと売り出したい」とロゴを新たに制作するなど、道の駅を拠点に今治の魅力発信に取り組んできた。

 6年ほど前には自社ブランド「MIO BRANDs(ミオブランド)」を立ち上げた。「始めは自分でレモンを切って商品を作るなど、小さな一歩だった」と村上さん。その後、かんきつ果汁をオリジナルで開発するなどラインアップを広げ、県内外で出店しながらPRに奔走してきた。

 今年7月には正式に村上さんが社長に就任。「ブランドをもっと大きくしていきたいと思う中で、自分の名前の入っているブランド名がこっ恥ずかしくなってきた。改めて今後を見据え、リブランディングに踏み切った」という。

 新ブランド名は「VALIQUE(バルク)」。「勇敢な」という意味の「valiant」と「今治」をかけ合わせた。10月末にはブランド名入りの屋外看板を設置。店内の内装や商品のロゴなどは順次切り替えていくという。

 村上さんは「しまなみ海道はもちろん、桜井や湯ノ浦にも面白いところはたくさんある。この道の駅が一つの目的地になれば」と意気込む。「ゆくゆくは県外にバルクの店を持てるくらいになりたい。バルクの商品を知ってもらって、『実は小さな道の駅がスタートだったんだ』と知ってもらえるまでにブランドを育てていきたい」と話す。

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