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今治銀座商店街に無人ホテル 1泊3,980円から、若手経営者が出店

「ホテルステイプラス」を経営する将栄産業代表の大野将太さん。写真奥の「居酒屋寿」も経営する。

「ホテルステイプラス」を経営する将栄産業代表の大野将太さん。写真奥の「居酒屋寿」も経営する。

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 今治銀座商店街に1月21日、無人チェックイン方式の宿泊施設「ホテルステイプラス」(今治市常盤町3)がオープンした。経営は将栄産業(本町6)。

今治銀座商店街・宿泊施設「ホテルステイプラス」 外観の様子

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 同ホテルは素泊まり・完全予約制で、チェックインはオンライン対応。料金はシングル1泊3,980円からと、今治市中心部では比較的リーズナブルな価格帯を打ち出す。客室はシングル3室、ダブル4室、ツイン1室、トリプル2室の計10室。繁華街に近い立地を生かし、観光客やビジネス利用のほか、飲食後の宿泊や帰省客など、幅広いニーズを想定する。

 低価格の理由として、シャワー・トイレを共用とするなど、設備を必要最低限に抑えている点が特徴。館内には電子レンジやウオーターサーバー、コイン式の洗濯乾燥機を設置し、「ネットカフェ感覚で気軽に利用できる宿泊施設」を目指すという。

 同社社長の大野将太さんは今治市出身で、工業高校卒業後に造船会社に勤務。21歳で独立し、溶接業を軸に事業を展開し、現在は半導体部品の製造を手がけている。「会社がある程度落ち着き、地域で新しいことに挑戦したいと思うようになった」と大野さん。酒好きが高じ、2年前には商店街内の元衣料品店を改装し、居酒屋「寿」をオープン。「安く飲める店」をコンセプトに掲げた。

 商店街への相次ぐ出店については、「活気がないと言われがちな場所を、少しでも変えてみたいと思った」と話す。駐車場が少ない点を心配する声もあったが、「行きたい人は行くはず」と迷いはなかったという。これまで「おんまく」や夜市などのイベントにも積極的に出店し、店の認知を広げてきた。

 ホテル開業のきっかけは、「寿」の改装工事中に、隣接する空き物件が売りに出たことだった。「特に構想はなかったが、隣同士なら何かに使えるかもしれない」と購入。全国出張の中で宿泊費の高騰を実感していたことから、「商店街に手頃なホテルがあってもいいのでは」と考え、今回の開業に至った。

 大野さんは「宿泊施設ができることで、このエリアに新しい店や人が入りやすくなるのでは」と期待を寄せる。「寿」を挟んでホテルと反対側にある物件も既に取得しており、現在はゲストハウスへの改装を構想中だという。

 「やってみないと分からない。いいと思ったら、まずやってみたい性格」と大野さん。「『商店街、明るくなったね』という声が聞こえてきたら、やった意味があったのかなと思う」とも。

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