写真家・竹國照顕さんと妻のゆかりさんが指導する「Setouchi PHOTO 写真教室」(今治市大西町)が4月23日、第7期となる「ファーストステップクラス」を開講する。
竹國さんは広島県尾道市出身。広島市内でグラフィックデザイナーとして広告関係の仕事に20年以上携わり、2014(平成26)年に独立した。「写真はもともと好きで、仕事でも簡単な撮影はしていた」というカメラを軸に、制作プロダクション「クレアテゴ」を設立。地元・尾道を拠点にカメラマンとしてのキャリアをスタートした。
その後、講師として招かれた写真教室で参加者だった妻のゆかりさんと出会い、結婚。ゆかりさんの実家がある今治にも拠点を構え、2017(平成29)年ごろには同市でも活動を始めた。
ゆかりさんは市内の企業で事務職に就いていたが、結婚を機に「クレアテゴ」に合流。撮影だけでなく、パンフレットなどの制作物のライティングも手がける。「趣味で始めたカメラだが、参加者よりも企画や運営としての楽しさに気づいた。今は『クレアテゴ』として活動し、さまざまな取材現場で裏側を見られるのが楽しい」と声を弾ませる。
2018(平成30)年には夫婦で、尾道と今治に「Setouchi PHOTO 写真教室」を立ち上げた。竹國さんは「気軽に参加できる写真教室があまりなく、それならばと、手探りで始めた」と振り返る。コロナ禍を経て、現在は今治教室のみ生徒を募集している。教室は昼の部と夜の部があり、いずれも半年かけて全6回で学ぶ。「カメラが好きという人でも、意外と基本的な動作を知らなかったりする。教室では座学で学び、宿題で実践を繰り返すことで、基礎から学び、上達できるように考えている」と竹國さん。
受講費は1回5,000円。申し込みは4月15日まで、ホームページで受け付ける。