今治のジャズバンド「スウィングキッス・ジャズ・オーケストラ」が4月27日、第29回定期演奏会を今治市中央公民館(今治市南宝来町)で行う。
今治のジャズバンドが定期演奏会 女性だけの新バンドデビューも
今治を活動拠点にするアマチュアジャズバンドとして1988(昭和63)年に結成された同バンド。現在は20歳~70歳の14人が所属している。毎週練習を行い、年1回の定期演奏会をはじめ、イベントなどに出演し演奏している。
コロナ禍で3年間は定期演奏会を休止していたが、昨年再開した。当日は「老若男女に楽しんでほしい」とジャズの名曲のほか、昭和歌謡のジャズアレンジ曲など12曲を演奏する。
バンドマスターを務める山本昌司さんは「ジャズと言うと難しい印象を抱く人も多いが、実は日常の中でもBGMとして知らず知らずのうちに聴いていることの多いジャンルでもある。取っつきにくいと思わず、心地よいリズムに乗って演奏を楽しんでほしい」と話す。
結成当時は男性メンバーが多かったというが、現在は逆転。昨年以降、演奏を聴いて参加を決めたという女性メンバーが3人増え、14人中、女性が10人になった。メンバーの山本美穂子さんは「見回したら女性メンバーが多く、女性だけでバンドが組めるんじゃないかと考えた」という。「ノリ」でのアイデアが実現し、女性だけのジャズバンド「エンジェルキッス」を結成。今回の演奏がデビューとなる。「親しみやすい曲も演奏するので、ぜひ聴きに来てほしい」と呼びかける。
鴨川安宏さんは、コンサートマスターとしてバンドの音作りを担当する。「演奏する側の楽しさも大事にしているが、演奏するからにはお客さまを感動させたい」と練習にも熱が入る。「14人というビッグバンドならではの、音の厚みを楽しんでほしい」とも。
18時開場、18時30分開演。料金は1,000円。