プレゼンターがまちを盛り上げるための思いやアイデアを発表し、参加者がスープや軽食を食べながら、最も応援したいと思ったプレゼンターに投票するプレゼン大会「いまばりスープ」が5月19日、「子ども第三の居場所いまりば」(今治市蒼社町)で開かれる。
市民発のプレゼン大会「いまばりスープ」が開催される「いまりば」
主催は市民有志から成る実行委員会。昨年度、市が開いた「いまばり地域共創塾」の塾生として出会い、「地域を盛り上げるために活動したい」という思いが一致して活動を始めた。
実行委員会メンバーの佐藤葉月さんは「共創塾にゲスト講師として来てくれた安形真さんから『SAIJO SOUP』の活動事例を聞いたことが、大会を開くきっかけになった」と話す。安形さんは西条市で『SAIJO SOUP』を立ち上げた立役者。2020年に同市で初開催して以降、回を重ね、今秋には7回目の実施を予定している。「熱意のある市民がプレゼンターとして夢を語り、それを周りが投票で応援する仕組みに共感した。『やりたいことがある』という人が表現できる場をつくりたかった」と佐藤さん。
当日は個人や団体など4者が発表する。来場者は参加費500円を支払うと獲得できる「投票権」で、応援したい発表者に投票する。集まったお金は、実行経費を除いて最も多くの票を集めた発表者に贈る。
会場では飲食物の販売も予定しており、参加者同士の交流にも期待する。 実行委員会メンバーの山崎さゆりさんは「発表者からアイデアを聞くだけでなく、交流の中でいろいろな意見が交わる場になれば」と期待する。
同じくメンバーの越智文香さんは「市民の活動が広がっていく場になれば」と話す。「今回は手始めとして企画した『プレ開催』だが、今後は半年に1回など定期的に開きたい。市内各地を巡回してもいいかも」と構想が膨らむ。
「個人同士のつながりが生まれるのはもちろん、サポート企業とのマッチングの場にもなれば」と佐藤さん。メンバーの越智知仁さんは「発表したアイデアを形にしていく後押しや起業支援についても、これから考えていきたい」と意気込む。
開催時間は13時~16時。参加費は500円。