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撮影スタジオ&カフェ「リンダリンダ」が1周年 母娘の二人三脚で経営

美大を卒業後、約8年間にわたり愛知県名古屋市のフォトスタジオに勤めた経験を持つカメラマンの林田桃子さん

美大を卒業後、約8年間にわたり愛知県名古屋市のフォトスタジオに勤めた経験を持つカメラマンの林田桃子さん

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 レンタルスペースや出張撮影サービスのほか、カフェの機能も併せ持つ「Linda Linda(リンダリンダ)」(今治市常盤町)が2月1日で1周年を迎えた。

撮影スタジオ&カフェ「リンダリンダ」1周年

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 同店を開業したカメラマンの林田桃子さんは今治市出身で、大阪の美大を卒業。その後、約8年間にわたり愛知県名古屋市のフォトスタジオに勤めた経験を持つ。

 大学時代の専攻は版画だったという林田さん。カメラマンへと転向した発端は趣味のコスプレだったという。「漫画や映画が好きで、大学では趣味の合う友達がたくさんできた。学園祭でコスプレに挑戦したところ、周囲の友人たちから撮影のセンスを褒められたことが、カメラを始めるきっかけになった」と振り返る。その後、フォトスタジオに就職してからは家族写真や子どもの撮影などを精力的にこなしてきた。

 転機となったのはコロナ禍。フォトスタジオの需要が落ち込む中、副業フリーランスとして個人で活動を始めたところ、独立意欲が湧いた。「当時29歳で、自分の力でどこまでできるのか試してみたい気持ちがあった」と林田さん。都会での経験を地元で生かそうと、今治にUターンして店を開業した。

 七五三、誕生日など記念日の撮影、SNSアカウントや仕事で使用するプロフィール撮影、お気に入りのアクセサリーや衣装で撮影する遺影フォトなども人気があるという。出張でのロケーション撮影やスタジオ撮影にも対応する。スタジオの場所貸しも可能で、利用客がスタジオをコーディネートし自分のカメラで撮影を楽しむこともできる。

 カフェとしても営業しており、昼間は近隣からランチを求めて客が立ち寄る。調理はこれまで長年カフェや給食センターなどで調理経験のある林田さんの母が店内で手作りする。ランチメニューは数量限定だが、「手頃な価格で好評」だという。

 料金は60分の撮影で1万6,500円。今治市内の出張は交通費無料で対応する。スタジオレンタルは6時間で1万3,200円。商用利用も可能で、さまざまなイベント会場としても使われた実績もある。

 林田さんは「今後は毎月さまざまな人とコラボしながらイベントを予定している。まずは一度来店してもらい、気軽に撮影が楽しめる場所として、いろいろな使い方がされる場所になれれば」と意欲を見せる。

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