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今治・鈍川温泉の源泉使う「足湯」でゆったり 憩いの時間過ごす

集会所の屋内に設置されたヒノキ製の足湯に足を入れる参加者

集会所の屋内に設置されたヒノキ製の足湯に足を入れる参加者

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 今治・鈍川温泉の源泉を使った足湯の出張イベントが12月19日、鴨部団地集会所(今治市玉川町別所)で開かれ、地域の人たちが温かい足湯を楽しんだ。

鈍川温泉の湯を足湯で楽しむ

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 主催したのは今治市社会福祉協議会玉川支部。家に閉じこもりがちな人がなくなるよう、地域の中での仲間づくりや交流を目的に同地区で毎週開く「鴨部団地なかよしサロン」の活動の一環で行った。

 当日は同地区から8人が参加。集会所の室内に設置されたヒノキ製の足湯に足を入れると、「温かい」「気持ちいい」と口々に感想が漏れた。参加者の一人は「最近はなかなか鈍川温泉に行くことがなく、こんな機会があってうれしい。足の感触だけでも、鈍川温泉の『ぬるぬる』とした感じが分かる」と話す。

 足湯は鈍川温泉の魅力向上プロジェクトを進める「玉川みらいプロジェクトスローリバース」が制作。約1.2メートル四方のプールに合うようヒノキで木枠を作り、鈍川温泉でくんだ湯を注ぐ。湯が冷めないように保温する機械も備える。

 玉川みらいプロジェクトスローリバースの森譲寛さんは「鈍川温泉のお湯の良さを皆さんに体感してもらいたいと制作した。これまで都内でのイベント出展などもしたが、地元の人に親しんでもらうことも大切。今回、地域の人に楽しんでもらえてうれしい」と話す。

 企画した社会福祉協議会の武智法之さんは「普段から体操や脳トレなど、地域の方と楽しみながらサロン活動に取り組んでいるが、提供できるコンテンツはどうしても限られてくる。そうした中で足湯の取り組みを知り、協力を依頼した。新しいことに挑戦できて良かった」と振り返る。

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