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今治・大三島に「ムニマルカフェ」 瀬戸内海に引かれて移住し出店

4月12日、大三島にオープンした「munimal cafe(ムニマルカフェ)」(提供=munimal cafe)

4月12日、大三島にオープンした「munimal cafe(ムニマルカフェ)」(提供=munimal cafe)

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 「munimal cafe(ムニマルカフェ)」(今治市上浦町盛)が4月12日にオープンした。

munimal cafeの提供メニュー

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 店主の尾形光也さんは宮城県出身。新卒でアパレルブランドに入社し、2年間の経験を積んだ後、学生時代から続けていた音楽活動を中心にアーティストとして活動。バンド「THE CHERRY COKE$」のメンバーとして、「FUJIROCK FESTIVAL」「COUNT DOWN JAPANを」はじめ、全国各地のさまざまな音楽フェスに出演するなど、多彩な経験を持つ。

 2017(平成29)年、ソロ活動を開始。東京を拠点に音楽監修などの仕事と並行して、広告制作プロデューサーとしても勤務。2022年からは副業として、土曜・日曜・祝日をメインに東京都世田谷区内で「munimal cafe(ムニマルカフェ)」の営業をスタートした。

 店名は、「 無二(muni)=二つとないこと、かけがえのないこと」と「ミニマル(minimal) =できる限りわずかの、可能な限り少ない」という2つの言葉を組み合わせた造語。「唯一無二の、かけがえのないモノ・コトを提供する場となることを目指している」という。

 「将来的に海辺で暮らしたい」と漠然と思い描いていたという尾形さん。4年前にサイクリング旅行でしまなみ海道を訪れ、「風光明媚(めいび)な景色に幸福を感じ、移住したいと決意した」と振り返る。海を眺める理想的なロケーションに立つ物件がないかと2年ほど探し、現在の店の場所に立つ中古物件に巡り合った。勤めていた広告会社を辞め、妻と愛犬と共に移住した。

 店舗は、中古物件の躯体(くたい)を残してフルリノベーションした平屋建てで、席数は14席ほど。テラス席も備える。「晴れの日はもちろん、雨や曇り、霧がかかったときの風景がアートのよう」と、窓からの景色をアピールする。店内にはアート作品や自身の音源、こだわりのインテリアを並べる。

 メニューは、「円相ブレンド」(ホット=1,400円、アイス=1450円)、「仙厓ブレンド」(同=800円、同=850円)、「タンザニア・モンデュール農園・ウォッシュド(浅いり)」(同=600円、同=650円)などのスペシャルティコーヒーのほか、抹茶ラテや大三島のミカンジュースなどのドリンク類、「ムニマルカレー」(1,150円)、大三島の素材を生かした「神の島のレモンケーキ」「藻塩アイス」(以上450円)などのフード類を用意する。

 「この島に溶け込むような、そんな店になれれば」と尾形さん。「建築やアート巡りが好きな人も、島によく訪れると聞く。そんな人たちにも立ち寄ってもらいたい」とも。

 営業時間は11時~日没。火曜~木曜定休。

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