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今治で「教育の交差点」 立場を超えて出会い学び合う一日に

「現場で前向きに取り組んでいる仲間が、あなたを待っています。一緒に、愛媛の教育をもっと面白くしていきましょう」と熱い思いを語る宮谷さん。

「現場で前向きに取り組んでいる仲間が、あなたを待っています。一緒に、愛媛の教育をもっと面白くしていきましょう」と熱い思いを語る宮谷さん。

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 教員や学生、地域の大人たちが教育の今とこれからを共に考えるイベント「教育の交差点」が8月8日、今治明徳短期大学(今治市矢田)で開催される。主催は、愛媛を拠点に活動する教育コミュニティー「CROSSROAD(クロスロード)」。教員、学生、地域住民など、世代も立場も異なる人たちが一堂に会し、「教育」をキーワードに混ざり合い、語り合い、そして新たな気づきを得る一日を目指す。

今治で「教育の交差点」 運営Tシャツにも思い

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 クロスロードは、愛媛県内の教員や学生7人で構成。校種や地域の枠を超え、教育について自由に語り合える場作りを目指し、月1回のオンライン対話や年2回の対面イベントを開催している。代表で私立高校教員の宮谷拓也さんは「学校の中だけでは出会えない教員や異なる立場の人との対話の中に大きなヒントがある。そんな混ざり合う場を自分たちで作っていきたい」と話す。

 当日は、地域との連携や新しい学びの実践で全国的に注目されるFC今治高校里山校校長の辻正太さんが「新しい教育のかたち」と題した基調講演を行う。地域との連携や探究的な学びをベースに実践を重ねてきた辻さんが、教育のこれからにリアルな問いを投げかける。その後、辻さんに加え、現役教員・大学生・元教育長が登壇するトークセッションを行う。「わくわくする仲間とともに、教育をもっと面白く!」をテーマに、それぞれの立場から「熱量ある」対話が交わされる予定。

 後半には、参加者が自由に選べる3つの分科会を開催。「授業づくり」「地域と学校の連携」「探究学習」の3つのテーマを軸に、クロスロードのメンバーが自身の実践や問いを元に、ワークショップ形式や体験型の場を提供する。講演やトークでの気づきを踏まえて、「参加者同士が深く語り合える時間にする」という。

 「これは教育の現場やコミュニティーに混ざり合うイベント。教員、学生、地域の方、どの立場でも関わることで見えるものがある。混ざって、つながって、新しい一歩が生まれる。そんな交差点になるはず」と宮谷さん。

 定員は50人。現在も参加申し込みを受付中で、特に教員枠に余裕があるという。「教員の方に、ぜひ気軽に来てほしい。現場で前向きに取り組んでいる仲間が待っている。少し立ち止まって、教育の魅力や可能性を感じる時間にしてほしい。一緒に愛媛の教育をもっと面白くしていければ」と呼びかける。

 開催時間は13時~17時。参加費は、大人=1,000円、学生=500円。要事前申し込み。

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