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キッチンカー「イマバリチキン」 移住者が開業、タンドリーチキンなど販売

福岡から今治市の大島に移住し、キッチンカー「イマバリチキン」を経営する飯村さん。

福岡から今治市の大島に移住し、キッチンカー「イマバリチキン」を経営する飯村さん。

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 キッチンカー「イマバリチキン」が今治市内で営業を始めて、7月25日で2カ月がたつ。

今治・大島のキッチンカー メインメニューに「タンドリーチキン」

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 福岡から今治市の大島に移住した飯村昭夫さんが経営する同店。茨城県出身の飯村さん。数年前に妻の地元である福岡県へ移住し、IT企業で勤務していたところ、仕事で各地を訪れる中でしまなみ海道と出合い、その魅力に強く引かれたという。「福岡には長く住む予定で移住したが、しまなみ海道を知ってから、将来自分で何か事業を起こしたいという思いと、もう少し自然が豊かな場所に暮らしたいという夫婦の願いが重なった」と飯村さんは振り返る。

 2023年8月、5年間暮らした福岡県を離れ、瀬戸内海の豊かな自然に囲まれた今治市大島へ移住。築100年を超える古民家を購入し、自ら片付けや改修を行いながら、新たな生活の拠点を作り上げた。

 移住と並行して、飯村さんは自身の新たな仕事についても熟考。さまざまな選択肢を検討した結果、長年飲食業界で経験を積んだキャリアを生かし、機動性の高いキッチンカーでの開業を決断した。「今治には海鮮や鶏など、おいしいものがたくさんあって、大きなポテンシャルを感じたことも大きな理由」と飯村さん。今治名物の焼き鳥に代表される鶏料理に着目し、店名を「イマバリチキン」と命名。メインメニューには特製のタンドリーチキンを据え、今治産のかんきつを使ったジュースなども販売する。

 念願の今治での生活について、飯村さんは「海の目の前の古民家で暮らしていて、毎日癒やされている。夫婦で『来て良かったね』と話している」と満面の笑みを見せる。キッチンカーの今後については、「今治の飲食を盛り上げていきたい。グルメの街、今治を、もっと多くの人に知ってもらいたい」と意気込む。

 出店情報はインスタグラムで知らせる。

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