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今治のソウルフード「今治焼豚玉子飯」、松屋で全国発売 ほっともっとに次ぎ

7月29日より松屋で全国発売されている「今治焼豚玉子飯」(880円)。半熟の黄身を崩して混ぜて食べると、タレに絡んでおいしい。

7月29日より松屋で全国発売されている「今治焼豚玉子飯」(880円)。半熟の黄身を崩して混ぜて食べると、タレに絡んでおいしい。

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 牛めしチェーンの「松屋」が7月29日、今治のご当地グルメとして親しまれてきた「今治焼豚玉子飯」の提供を全国約1100店舗で始めた。持ち帰り弁当の「ほっともっと」も5月に全国販売を行っており、今治のソウルフードが立て続けに全国区グルメへと躍り出ている。

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 「今治焼豚玉子飯」は、温かいご飯の上に甘辛いタレで煮込んだ焼豚と半熟の目玉焼きをのせ、さらに特製のタレをかけたシンプルな丼。その手軽さと、どこか懐かしく親しみやすい味わいが特徴で、長年今治市民に愛されてきた。

 松屋では4月、「松屋・松のや今治片山店」の出店を記念して一部店舗で先行販売しており、好評を受けて今回の全国展開に至った。同社は「特製のタレが染み込んだ焼豚のうまみに加え、とろりとした半熟の黄身がまろやかな味わいを演出し、やみつきになる」と自信を見せる。価格は880円。

 ほっともっとでは今年5月、過去に販売し好評だったメニューの再販を検討する中で、2015(平成27)年に中四国地方で販売し人気を博した「今治焼豚玉子飯」の全国発売を決定。「ほっともっと17周年」に合わせた企画だった。

 担当者によると、「発売当時の高い評価や、販売エリア以外のお客さまからも再販を求める声が多数寄せられたことに加えて、店舗従業員からの再販希望も多かった」といい、今回の販売でも「売り上げは非常に好調に推移し、多くのお客さまから支持を頂いた」と手応えを明かす。「全国的に知名度の高い『今治焼豚玉子飯』を、現地に行かずとも身近なほっともっとで手軽に食べられる点が好評の要因の一つ。幅広い世代のお客さまに受け入れられる味付けも人気の理由」と分析する。なお、同社での販売は既に終了している。

 松屋とほっともっと、いずれの商品も監修した「今治焼豚玉子飯 世界普及委員会」の小畠源さんは、「単に『焼豚玉子飯』というメニューではなく、今治という地名と一緒に展開することにこだわっている」と話す。「まずは身近に味わってもらって、今治に『本場の味』を味わいに来てもらうきっかけになれば」と、期待を寄せる。

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