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今治・大三島のWAKKAが日本サービス大賞受賞 サイクリストへのサポートを評価

総合ツーリズム施設「WAKKA」を運営する「わっか」が、12月9日に開催された第5回日本サービス大賞において、地方創生大臣賞を受賞。表彰状を受け取った取締役の村上仁美さん(右から3番目)。(写真提供=わっか)

総合ツーリズム施設「WAKKA」を運営する「わっか」が、12月9日に開催された第5回日本サービス大賞において、地方創生大臣賞を受賞。表彰状を受け取った取締役の村上仁美さん(右から3番目)。(写真提供=わっか)

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 今治・大三島で宿泊・飲食・サイクリング支援を一体で提供する総合ツーリズム施設「WAKKA(ワッカ)」を運営する「わっか」が、12月9日に開催された「第5回日本サービス大賞」の発表会場で「地方創生大臣賞」を受賞した。受賞式は東京都内で行われ、地方創生担当大臣から表彰状を受け取った。

今治・WAKKAが日本サービス大賞受賞 受賞式の様子

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 「日本サービス大賞」は、全国の優れたサービスを表彰する制度で、地方創生大臣賞は地域の特色を生かした観光・サービスによる地域活性化に貢献した事例に贈られる。

 同施設は、これまでサイクリング客向けに、サイクルタクシー、レンタサイクル返却代行、出張修理、荷物配送サービス、シャワー・着替え・ランドリーサービスを提供するリフレッシュパックなど計12種類の多角的なサポートを提供。これにより、体力に不安がある人や自転車の扱いに不慣れな人、海外からの観光客でも快適にしまなみ海道を楽しめる環境を整えてきた。

 同社取締役の村上仁美さんは「代表の自転車好きが高じて施設を立ち上げ、サイクリストに必要なサポートは全部やりたいという思いでサービスを拡充してきた」と振り返る。「特に自転車や荷物を配送するライド&デリバリーサービスは多くの方に喜ばれている。海外からの観光客に、レンタサイクルの手続きから荷物の配送までを、英語で、ワンストップで対応できるのは大きな利点。こうした取り組みが評価されたことは本当にうれしい」と受賞の喜びを話す。

 「レンタサイクル返却サービスなどは、地域の店や事業者の協力なくしては実現できない。理解いただいたことに感謝しかない」と地域との連携についても強調する。

 今秋の利用者は約8割が海外からの観光客だという同施設。今後も英語対応やガイドサービスの充実を進め、さらなる利用者増を目指す。村上さんは「しまなみ海道や芸予諸島の魅力を世界に届けたい。求められることがあれば、徹底的に追求し、よりよい旅の体験を提供していきたい」と意気込む。

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