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今治で「灯籠流し」 蒼社川に流れる光の帯に供養の思いと平和の願い託す

先祖供養と平和への願いを灯籠に託した。

先祖供養と平和への願いを灯籠に託した。

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 今治の實法寺(今治市北鳥生町3)で8月24日、お盆の恒例となっている灯籠流しが行われた。当日は新盆を迎える家族連れなど、檀家ら200人以上が集まり、先祖供養への願いを灯籠に託した。

今治で「灯籠流し」 水面に浮かぶ灯籠

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 實法寺は1640年ごろに創建された曹洞(そうとう)宗の寺院。毎年お盆月には施食(せじき)法要を営む。当日は19時から、實法寺の石井一孝住職を含む12人の僧侶が読経を行い、厳かに法要が執り行われた。

 法要後、参列者は手に灯籠を持ち、蒼社川のほとりへ歩いて移動。灯籠を水面に浮かべ、先祖を供養した。今年は約200基の灯籠が川面を彩り、揺らめく光が幻想的な光景を作り出した。参加者は、亡き人への思いを静かに灯籠に託した。

 石井住職は「灯籠流しは亡くなった方への供養だけでなく、かつて『暴れ川』といわれた蒼社側の治水工事で亡くなった水利功労者への弔いも兼ねている」と、歴史の中で川の安全に尽力した人々への感謝を話す。「核家族が増え仏様とのつながりが希薄になりがちな今、親子で供養に向き合う機会は貴重。ご先祖様への思いを深めることで、戦争のない平和な世の中を願う気持ちにつながっていけば。これからも続けていきたい」とも。

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