今治市朝倉地域の4カ所の田んぼのヒマワリが現在、見頃を迎えている。

今治・朝倉北集会所横に咲くヒマワリ

　植栽を手がけたのは、地域活性化を目的に、有志で昨年結成された「未来（あす）の朝倉を創る実行委員会」。昨年は今治市合併20周年に合わせ、「20」の文字とシンボルマーク「おむすび」をかたどった△マークの田んぼアートを制作した。2年目となる今回は、黄色・赤・白の3色のヒマワリを咲かせた。

　実行委員長の菅忠則さんは「ヒマワリの花言葉には『未来を見つめて』というものがある。3月に笠松山を焼いた山林火災を経て、地域が前を向いていこうという思いを込めた」と話す。

　今年3月に今治市と西条市で発生した大規模な山林火災では約480ヘクタールが焼失。朝倉地域でも笠松山が大きな被害を受けた。菅さんは「地域が一体となって復興へ歩みを進めていくことが大切。実行委員会には地区の総代や自治会長も参加しており、みんなで力を合わせて取り組んでいこうと、想いを込めた」と話す。

　見頃のヒマワリは、朝倉支所前、朝倉北集会所横、朝倉郵便局前、ボートピア朝倉裏の4カ所で見ることができる。

　「朝倉ふれあいフェスタ」が開催される11月2日以降は、自由にヒマワリをつんで持ち帰ることもできるという。「家に飾って、珍しい3色のヒマワリを楽しんでもらえたら」と菅さんは呼びかける。