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今治・菊間にヨガスタジオ「UMA」 築160年の古民家生かす

ヨガ歴15年以上、2023年4月に今治に移住した青砥奈智さん

ヨガ歴15年以上、2023年4月に今治に移住した青砥奈智さん

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 ヨガスタジオ「UMA KIKUMA(ウマーキクマ)」(今治市菊間町)が4月2日、オープンした。ヨガレッスンの本格稼働は6月を目指し、現在は4月9日までの期間限定でポップアップストアとして営業している。

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 取り扱うのはヨガウエアブランド「Yinyang(インヤン)」の衣料品、ヨガアクセサリーブランド「VANI(ヴァ二)」、自然素材で作られたキャンドル「ARATi (アラティ)」などの雑貨類。

 立ち上げたのは、千葉県出身で約13年前に愛媛県に移り住んだ青砥奈智さん。松山市での暮らしが長かったが、2023年4月に今治市菊間町の古民家に移住。築160年以上の古民家を自宅兼スタジオとして改修し、オープンした。

 青砥さんのヨガ歴は15年以上。講師としての活動は10年以上になるという。「20代の会社員時代に先輩に誘われたのが、ヨガを始めたきっかけ。体がすっきりした感覚があり、そこから夢中になった」と振り返る。

 その後結婚が決まり、夫の転勤先に決まった愛媛に夫婦で移住した。「それまで勤めていた会社は退職せざるを得ず、バリバリ働いていたところから急に孤独な環境になり、心にぽっかりと穴が空いた。精神的にも落ち込んだが、そこでヨガに救われた」と話す。「興味のあったヨガの思想をもっと究めたい」とインストラクターの講座を受け、松山市内で講師活動を始めた。

 松山では公民館などを借りて受講生を教えてきたが、「もっと自然が近く、のびのびとした空間で活動したい」という思いが強まり、3年ほど前から移住を検討。知人の紹介で物件が見つかったこと、夫の転職先が今治に決まったことが重なり、菊間に移り住んだ。

 古民家の改修に当たっては、「床や壁の工事など、ほとんど自分たちで行った」という。まきストーブを設置し、水道は井戸水を使う。トイレはコンポストトイレにするなど、自然に配慮した暮らしを実現している。「日が当たり、風が通って気持ちいい空間で、ゆっくりとくつろいだ気持ちで過ごしてほしい」と青砥さん。

 今後は、ヨガスタジオとしての開業準備を進める。「6月中にはグループレッスンの受け入れを始めたい」と意気込む。

 営業時間は10時~16時。

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