今治の「市民の森公園」(今治市山路)で4月10日、こいのぼりの飾り付け作業が行われた。
地元の山路老人クラブが1986(昭和61)年から毎年、家庭で不要になったこいのぼりを市民から譲り受け飾り付けている。
飾り付け作業にはクラブのメンバーと市の職員ら、20人が参加。赤や青の色鮮やかな35匹のこいのぼりを、色合いや大きさを考えながら手際よくワイヤーに結び付けた。
同クラブの殿川芳勝会長は「今年は7匹が新たに加わった。例年通り、こいのぼりが泳ぐ様子を見られてうれしい。桜吹雪と一緒に泳ぐ姿を楽しんでほしい」と話す。
同クラブのメンバー、阿部忠数さんは30年近く活動に関わってきた。「最近はこいのぼりを見かけることが少なくなってきた。子どもたちやいろいろな人に来てもらい、元気に泳ぐ姿を見てもらえたら」と話していた。
同公園には、市内の小中学生が育てたプランターも展示する。同市公園緑地課の堀川征司さんは「こいのぼりや花盛りのプランターを見に、ぜひ多くの人に公園に訪れてほしい」と呼びかける。
飾り付けは5月15日ごろまで。