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今治・大浜に養殖ブリ専門の飲食店 「実家のブリのおいしさ伝えたい」

「漬け丼と炙りブリずしのハーフハーフ定食」(1,300円)は、一番人気だという。

「漬け丼と炙りブリずしのハーフハーフ定食」(1,300円)は、一番人気だという。

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 養殖ブリを使ったランチを提供する「和のburi×sushi(わのぶりずし)」(今治市大浜)がオープンして、4月17日で半年がたった。

今治・大浜に養殖ブリ専門の飲食店、店主の真木さん

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 宇和島市出身の真木真智子さんが切り盛りする同店。真木さんの父は宇和島市で川口水産を営む。50年近くにわたって養殖ブリの生産を手がけており、現在は真木さんの兄が社長を務めている。

 結婚を機に、5年ほど前に今治に移住した真木さん。過去に松山市内で、同社のブリを使った飲食店を営む叔母を手伝った経験もあり、自身も「実家のブリのおいしさを伝えたい」と、今治市内での開業を決意した。

 空き家だったという民家を改修した店内には、座敷とテーブル席、カウンターなど20席を設ける。メニューは「漬け丼と炙(あぶ)りブリずしのハーフハーフ定食」(1,300円)、「ブリのひゅうが飯定食」(1,200円)など。予約制で、「ひとりブリしゃぶ」(1,650円)、「熟成ぶりの刺し身定食」(1,200円)なども提供する。

 「冷凍ブリのおいしさを証明したい」と真木さん。川口水産では12月~3月に捕れた寒ブリを温度管理された倉庫で熟成させ、その後、瞬間冷凍する。「捕れたては歯応えがあるが、熟成させることによって味が深まり、舌触りも滑らかになる。解凍したら刺し身として食べられ、いつでも旬が味わえる」と話す。

 外国人客の来店にも期待する。「店名は外国人を意識して、英語表記を取り入れた」と話す。都合がつく週末には、英語が得意だという高専生の息子も店を手伝う。「地元の人や観光客、いろいろな人に宇和島のブリを味わってほしい」と意気込む。

 営業時間は11時~15時。水曜・木曜定休。

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