古着店「MAAR(マール)」(今治市小泉)が12月19日にオープンした。
店主の松木千亜希さんは鹿児島県出身。「服が好き」という松木さんは、福岡県内で長年アパレルの仕事をしてきたが、結婚を機に14年ほど前に今治市に移り住んだ。
移住当時、「服を買うところが少ない」ことに衝撃を受けたという松木さん。「アパレルショップを開くには在庫管理などのハードルもあり、すぐには動き出せなかったが、昨年に入り、少しずつ構想を膨らませた。市内にあまり店がない古着を扱う店を開こうと考えた」という。
100坪ほどの貸倉庫に、オフィスと倉庫を兼ねる同店。5坪ほどに区切った店舗スペースには、メンズの古着を中心に、ユニセックスで楽しめるアウターやトップス、Tシャツ、ボトムス、キャップなどのアクセサリー類を並べる。
仕入れには松木さん自身が出向き、「状態の良いものを判断し、メンテナンスを施したうえで店に並べている」という。中学生の子どもを育てる母でもある松木さん。「中高生たちにもファッションを楽しんでほしい」と、「相場より抑え目」だという2,000円台から商品を取りそろえる。親子での来店も多いという。
古着の魅力について松木さんは「他にはない一点物を探すのが宝探しみたいで楽しい。良いものを見つけた時のうれしさは古着ならでは」と話す。「古着にあまり接点がなかった人も、見に来るだけの軽い気持ちで訪れてほしい」と呼びかける。「今後は倉庫内の空きスペースを活用して、ワークショップや個展などが開けたら」とも。
営業時間は13~18時。